メッシ(左)の活躍でバルセロナが勝利を収めた [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節が19日に行われ、バルセロナ(スペイン)とマンチェスター・C(イングランド)が対戦した。
グループステージ屈指の好カードとして注目を集めた一戦。ホームのバルセロナは、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが先発に復帰。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールとともに前線を構築した。また、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらもスタメンに名を連ね、右サイドバックにはアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノが入っている。
一方、古巣対戦に燃えるマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は、先発にイングランド代表MFラヒーム・スターリング、スペイン代表MFダビド・シルバ、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネらを起用。今夏バルセロナからチームへ加わったチリ代表GKクラウディオ・ブラボもスタメンに並べた。
試合開始からわずか9分、バルセロナにアクシデント発生。この試合で復帰を果たしたジョルディ・アルバが交代を求め、リュカ・ディニュがピッチへ投入された。
それでも17分、バルセロナが先制に成功する。敵陣の右サイドでボールを奪うと、メッシがイニエスタへ縦パスを供給する。これをイニエスタが右足インサイドでエリア内のスペースにおとすと、フェルナンジーニョが足を滑らせる中メッシがいち早く反応。GKブラボをかわして無人のゴールへ流し込んだ。
1点を奪ったバルセロナだが28分、ジェラール・ピケがシルバのタックルを受け足を負傷。結局、39分にジェレミー・マチューとの交代を余儀なくされた。
前半アディショナルタイム1分、メッシからのパスを受けたスアレスが反転から左足でシュート。しかしGKブラボが必死に足を伸ばしてシュートを防ぎ、チームを救った。前半は1-0とバルセロナがリードして終える。
後半に入って53分、マンチェスター・CはGKブラボがエリア外で痛恨のキックミス。これを拾ったスアレスがすぐさまゴールを狙うと、ブラボは手でシュートをストップ。主審からレッドカードを提示され、退場となった。
数的優位となったバルセロナは61分、敵陣でボールを奪うとイニエスタが素早く縦パス。これを受けたメッシはトラップから左足へ持ちかえてミドルシュートを放つ。これにGKウィリー・カバジェロが反応するも及ばず、ボールはゴール右下へ吸い込まれた。
2点を追うマンチェスター・Cは64分、イルカイ・ギュンドアンのスルーパスに反応したデ・ブライネがエリア右で弾道の低いシュート。しかしGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが右手一本で防ぎ、得点を与えない。
すると69分、マンチェスター・Cのパスを奪ったスアレスがエリア内でメッシに横パス。メッシは落ち着いてゴールへ流し込み、ハットトリックを達成した。
3点リードのバルセロナだが73分、左サイドでスターリングを倒したマチューに2枚目のイエローカードが提示された。これで両チーム10名ずつの同数となる。
それでもバルセロナは86分、エリア右でドリブル突破を図ったメッシが倒されPKを獲得。だがキッカーを務めたネイマールのシュートは、GKカバジェロが完璧にストップした。
しかし89分、ネイマールがドリブルから汚名返上のゴールを叩き込み、マンチェスター・Cにとどめを刺した。
試合は直後にタイムアップ。バルセロナは最後までマンチェスター・Cに得点を与えず、メッシの3ゴールなどで勝利を収めた。
次節は11月1日、マンチェスター・Cのホームで両チームが再び対戦する。
【得点者】
1-0 17分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2-0 61分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
3-0 69分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
4-0 89分 ネイマール(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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