土壇場で決勝ゴールを決めたベンゼマ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ(GS)第5節が22日に行われ、スポルティング(ポルトガル)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。
前回大会王者のレアル・マドリードは、前節のレギア・ワルシャワ(ポーランド)戦をまさかのドローに終わった。一方、スポルティングはドルトムント(ドイツ)に0-1で敗れてグループステージ敗退の危機となった。レアル・マドリードは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる一方、スポルティングは勝利が絶対条件となる。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにとっては古巣対決となる。
最初にチャンスを作ったのはレアル・マドリード。4分、右サイドでロングボールを受けたダニエル・カルバハルがルーカス・バスケスに戻し、最後はC・ロナウドが振り向きざまにシュートを放ったが、ここはGKルイ・パトリシオにキャッチされてしまった。
一方、スポルティングは18分に右サイドのジェルソン・マルティンスが鋭いアーリークロスを入れると、ファーサイドにバス・ドストが滑り込んだが、ここは合わすことができなかった。
スコアが動いたのは29分。レアル・マドリードが右サイドでFKを獲得すると、ルカ・モドリッチが低いクロスを供給する。ゴール前に入ったC・ロナウドのシュートはヒットしなかったが、こぼれ球をラファエル・ヴァランが蹴り込み、レアル・マドリードが先制に成功する。
リードを許したスポルティング。31分にG・マルティンスが右サイドを突破すると、マイナスの折り返しをブルーノ・セーザルが合わせたが、ここはセルヒオ・ラモスがヘディングでクリアした。このまま1-0でレアル・マドリードがリードしてハーフタイムを迎える。
レアル・マドリードは58分にギャレス・ベイルを下げ、マルコ・アセンシオを投入した。すると、65分にスポルティングは痛恨のプレー。ジョアン・ペレイラがマテオ・コヴァチッチと小競り合いになり一発退場。10人での戦いを強いられる。
しかし、ここでスポルティングにビッグチャンス。80分、途中出場のファビオ・コエントランがエリア内でハンドを取られ、スポルティングにPKが与えられる。これをキッカーのアドリエン・シルヴァがゴール右に決め、1-1の同点に追いついた。
このまま引き分けかと思われた87分、右サイドのセルヒオ・ラモスがアーリークロスを入れると、途中出場のカリム・ベンゼマがヘディングシュートで決め、レアル・マドリードが勝ち越しに成功した。このままレアル・マドリードが2-1でスポルティングを下し、決勝トーナメント進出を決めた。
グループステージ最終節で、スポルティングは敵地でレギア・ワルシャワと、レアル・マドリードはホームでドルトムントと対戦する。
【得点者】
0-1 29分 ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード)
1-1 80分 アドリエン・シルヴァ(スポルティング)
1-2 87分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト