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レアル、ホームで3-1と先勝も油断は禁物?…過去のデータでは突破確率50%

2017.02.16

ホームで行われたファーストレグで3-1と勝利したレアル・マドリード [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)で史上初の連覇を狙うレアル・マドリードは、現地15日に本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われた決勝トーナメント1回戦ファーストレグでナポリに3-1で先勝した。

 これにより準々決勝進出に大きく前進したかに見えるレアル・マドリードだが、過去のデータに基づくと、ラウンド突破の確率は50パーセントに止まるという。実際、レアル・マドリードはこれまで、ヨーロッパの大会でホームでのファーストレグを3-1で終えたラウンドは8回あるものの、そのうち勝ち抜けたのは半数の4回しかない。

 レアル・マドリードがアドバンテージを守って勝ち進んだ4回は、1956-57シーズンのチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)準決勝のマンチェスター・U戦(セカンドレグは2-2のドロー)、1959-60シーズンのチャンピオンズカップ準決勝のバルセロナ戦(セカンドレグも3-1で勝利)、1982-83シーズンのカップウィナーズカップ2回戦のウーイペシュト・ドージャ戦(セカンドレグも1-0で勝利)、2002-03シーズンのCL準々決勝のマンチェスター・U戦(セカンドレグは3-4で敗戦)となっている。

 一方、アドバンテージを守り切れずに敗退した4回は、1971-72シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)のPSV戦(セカンドレグは0-2で敗戦)、1978-79シーズンのチャンピオンズカップ2回戦のグラスホッパー戦(セカンドレグは0-2で敗戦)、1981-82シーズンのUEFAカップ準々決勝のカイザースラウテルン戦(セカンドレグは0-5で敗戦)、1992-93シーズンのUEFAカップ準々決勝のパリ・サンジェルマン戦(セカンドレグは1-4で敗戦)となっている。

 ホームでのファーストレグで3-1の勝利という結果は、リードを2点奪えたというプラス要因と、アウェーゴールを1点取られたというマイナス要因が、同じ位の意味を持つと言われているが、これは百戦錬磨のレアル・マドリードにとっても例外ではないようだ。

文=北村敦

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