今季のCLはファイナルを残すのみとなった [写真]=Getty Images
ファイナリストが決定した今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)。
その組み合わせは19年前と同じカード、ユヴェントス対レアル・マドリードになった。
ここまで3失点のユヴェントスに対し、レアル・マドリードはなんと32得点。まさに「ほこ×たて」な対決で、ユヴェントスは守備の“BBC”(レオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニ)、レアル・マドリードは攻撃の“BBC”(ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド)を擁しているなど、いろいろな縁を感じてしまう。
そんな、世界中のフットボーラーが憧れるCLのタイトルだが、意外にも手にすることができていない大物選手が存在する。今回は、現役選手の中から5人を紹介しよう。

再びCLの舞台でプレーする機会はあるだろうか… [写真]=Getty Images
生年月日:1981/10/03(35歳)
所属クラブ:マンチェスター・U(ENG)
ポジション:FW
CLに出場したクラブ:アヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン
ビッグイヤーのタイトルに最も縁がないのがこのイブラヒモヴィッチだろう。119試合に出場し48得点を挙げるなど圧倒的な成績を収めているのだが、なぜかCLでは勝てない。それどころか決勝トーナメントでは相当相性が悪く、準決勝に進出したのはわずかに一度だけ。ビッグイヤーはおろか、決勝の地すら踏んだことがないという呪われっぷりだ。今シーズン、マンチェスター・Uがヨーロッパリーグで優勝すればCL出場権を得るわけだが…イブラヒモヴィッチは残留するのだろうか?

アーセナル時代にはファイナルを経験したが準優勝に終わった [写真]=Getty Images
生年月日:1987/05/04(30歳)
所属クラブ:チェルシー(ENG)
ポジション:MF
CLに出場したクラブ:アーセナル、バルセロナ、チェルシー
アーセナルやバルセロナで中心選手として活躍したセスクだが、意外にもCLでの優勝経験がない。優勝に最も近づいたのはアーセナルに所属していた2005-06シーズンで、この時は弱冠18歳ながらチームをけん引。決勝にまで導いたが、惜しくも準優勝に終わった。バルセロナに在籍していた2011年から2014年にかけてもビッグイヤーには恵まれず。むしろ、バルセロナはセスクの加入前と加入後のシーズンにそれぞれ優勝しているというのが皮肉である。セスクは現在までCLで96試合に出場しており、100試合出場が間近に迫っている。

これまでCLファイナルを経験したことがないエジル [写真]=Getty Images
生年月日:1988/10/15 (28歳)
所属クラブ:アーセナル(ENG)
ポジション:MF
CLに出場したクラブ:シャルケ、ブレーメン、レアル・マドリード、アーセナル
巧みなチャンスメイク力で、2014年にはドイツ代表のワールドカップ優勝を援護したエジル。レアル・マドリードでCLを制したイメージをお持ちの方がいるかもしれないが、レアル・マドリードがビッグイヤーを獲得したのはエジル退団後の13-14シーズン。そう、入れ違いであったのだ。10-11シーズンからは3シーズン連続で準決勝敗退となっており、イブラヒモヴィッチ同様ファイナルを経験したことがない。なお、エジルはこれまでに在籍したすべてのチームでCLに出場している。

アーセナルやマンUでCLに出場したファン・ペルシーだが、優勝経験はない [写真]=Getty Images
生年月日:1983/08/06(33歳)
所属クラブ:フェネルバフチェ(TUR)
ポジション:FW
CLに出場したクラブ:フェイエノールト、アーセナル、マンチェスター・U
ファン・ペルシーも、ビッグイヤーに嫌われている選手の一人だ。05-06シーズンにファイナルを経験しているが、この年は主に控え選手であり、決勝トーナメント以降はほとんど出番なし。チームも準優勝に終わっている。主力として臨んだシーズンでは準々決勝が最高の成績であり、ベスト4に進んだ経験すらないという。なお、ファン・ペルシーは2015年にフェネルバフチェへと移籍。CLへの挑戦権を2度手に入れたが、いずれもチームは予備予選3回戦で敗れている。

これまで二度決勝を経験しているブッフォン。今季、悲願の欧州制覇に挑む [写真]=Getty Images
生年月日:1978/01/28(39歳)
所属クラブ:ユヴェントス(ITA)
ポジション:GK
CLに出場したクラブ:パルマ、ユヴェントス
ワールドカップやセリエAなど様々なタイトルを手にしてきたブッフォンだが、意外にもビッグイヤーのタイトルには手が届いていない。02-03シーズン、14-15シーズンに決勝進出を果たしたが、それぞれミランとバルセロナに敗れており、今年のレアル・マドリード戦は自身三度目の決勝となる。ユヴェントスとレアル・マドリードによるファイナルは1997-98シーズン以来19年ぶりとなるが、当時ブッフォンはパルマに在籍しており、CLにも出場していた。
(記事提供:Qoly)
By Qoly