チャンピオンズリーグ(CL)準決勝でバイエルンとの接戦を制し、3年連続の決勝進出を果たしたレアル・マドリード。
絶対的エースであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも年明けごろから復調、3連覇へ向けて盤石の態勢を整えている。しかし、“白い巨人”と称されるチームには欧州の舞台でのある呪いがあるようだ。スペイン紙『マルカ』が3日付で報じている。
その呪いとは「欧州決勝の舞台ではイギリスのチームに勝てない」というもの。
同紙によると、レアル・マドリードはこれまでに3度、イギリスのチームと決勝の舞台で対戦しているが、そのいずれにも敗れているというのだ。
1度目の対戦は1970-1971シーズンのUEFAカップウィナーズカップでのチェルシー戦。第一戦では延長までもつれ込んだ末に決着はつかず、再試合の結果2-1で敗れた。
2度目は今シーズンと同じく、リヴァプールとの対戦。1980-81シーズン、CLの前身であるUEFAチャンピオンズカップ決勝で1-0で敗れている。
3度目は、1982-83シーズンのカップウィナーズカップ決勝。世界でも有数の名称として知られたアレックス・ファーガソン氏が率いるスコットランドのアバディーンに敗戦。同氏の名上げに一役買ってしまう形となった。
これまでCL大会史上最多の12回の優勝を誇るレアル・マドリード。前人未到の3連覇に向け“天敵”を相手にどのような戦いを見せるのか、目が離せない。