リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝を26日に控えているが“ラマダン”を中断するつもりはないようだ。24日、スペイン紙 『マルカ』が伝えている。
ラマダンとは約1カ月間、日中の飲食を断ち、神の恵みに感謝することで、イスラム教徒の五つの義務である「五行」の一つ。2018年のラマダンの時期は5月15日から6月14日までと定められている。
しかし、プロのアスリートはラマダンの時期をずらすことが認められている。実際、敬虔なイスラム教徒として知られるアーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルも、過去に重要な大会期間中などは断食を行わないことを、DFB(ドイツサッカー連盟)とのインタビューで明らかにしている。
同メディア内で、栄養士であるヘスス・ムノス氏は「仮にラマダンを忠実に行った場合はパフォーマンスに影響が出る」と語っており、大舞台でのパフォーマンス低下が懸念されている。