CLでビッグイヤーを掲げたキャプテンたち [写真]=Getty Images
2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)は、バイエルンの優勝で幕を閉じた。
最初にビッグイヤー(CL優勝トロフィー)を掲げる栄誉を得たのは、キャプテンを務めるマヌエル・ノイアー。1992-93シーズンに「チャンピオンズリーグ」と名称を変更してからは、元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル(マンチェスター・U/1999年)、2014年のスペイン代表GKイケル・カシージャス(レアル・マドリード/2014年)に次いで、CL優勝チームでキャプテンを務めた史上3人目のGKとなった。
そこで今回は、過去20年間のCLでビッグイヤーを掲げたキャプテンたちを紹介する。
▼2018-19シーズン
ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール/イングランド代表)
トッテナムとのイングランド勢対決を制し、14年ぶりに欧州王者に返り咲いたリヴァプール。ビッグイヤーを掲げたのは、スティーヴン・ジェラードからキャプテンマークを引き継いだヘンダーソンだった。
▼2015-16/16ー17/17-18シーズン
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード/スペイン代表)
2016年からCL3連覇という偉業を成し遂げたレアル・マドリード。セルヒオ・ラモスにとっては、キャプテン就任1年目から3年連続での欧州制覇となった。2016年の決勝ではマン・オブ・ザ・マッチにも輝いている。
▼2014-15シーズン
シャビ・エルナンデス(バルセロナ/元スペイン代表)
“ベルリン決戦”でユヴェントスを下したバルセロナが、史上2度目の3冠を達成。ビッグイヤーを掲げたのは、この試合がバルサでのラストマッチとなったシャビだった。
▼2013-14シーズン
イケル・カシージャス(レアル・マドリード/元スペイン代表)
アトレティコとの“マドリード・ダービー”を制し、クラブ史上10度目の欧州制覇を果たしたレアル・マドリード。12年前の優勝を知る唯一の選手だったイケル・カシージャスが、キャプテンとして初めてビッグイヤーを掲げた。
▼2012-13シーズン
フィリップ・ラーム(バイエルン/元ドイツ代表)
ドルトムントとのドイツ勢対決を制し、バイエルンがクラブ初の3冠を達成。キャプテンとしてビッグイヤーを掲げたラームは、翌年のワールドカップでもキャプテンとして優勝を飾っている。
▼2011-12シーズン
フランク・ランパード(チェルシー/元イングランド代表)
2012年の欧州王者は、2度目のCL決勝で悲願の優勝を果たしたチェルシー。PK戦の末にバイエルンを下し、現指揮官のランパードがトロフィーを掲げた。
▼2010-11シーズン
エリック・アビダル(バルセロナ/元フランス代表)
2009年以来、4度目のCL優勝を果たしたバルセロナ。最初にビッグイヤーを掲げたのは、肝腫瘍から復帰したアビダルだった。本来のキャプテンであるカルレス・プジョルは、アビダルにキャプテンマークを手渡し、ビッグイヤーの受け取り役を譲ったのだ。その振る舞いは世界中で絶賛された。
▼2009-10シーズン
ハビエル・サネッティ(インテル/元アルゼンチン代表)
バイエルンを2-0で下したインテルが1965年以来の欧州王者に輝き、クラブ初の3冠を達成。ビッグイヤーを掲げたサネッティは、この試合がインテルでの記念すべき公式戦700試合目だった。
▼2008-09シーズン
カルレス・プジョル(バルセロナ/元スペイン代表)
2008-09シーズンの欧州王者に輝いたのはバルセロナ。ジョゼップ・グアルディオラ体制1年目でクラブ史上初の3冠を達成し、プジョルがビッグイヤーを掲げた。
▼2007-08シーズン
リオ・ファーディナンド(マンチェスター・U/元イングランド代表)
モスクワで行われた2007-08シーズンのCL決勝は、PK戦までもつれ込む激闘を制したマンチェスター・Uがチェルシーを下して優勝。この試合でゲームキャプテンを務めたリオ・ファーディナンドが、ライアン・ギグスとともにビッグイヤーを掲げた。
▼2006-07シーズン
パオロ・マルディーニ(ミラン/元イタリア代表)
2004-05シーズンと同じミラン対リヴァプールの対戦となったCL決勝は、ミランが2-1で勝利して、雪辱を果たした。キャプテンのマルディーニにとっては、通算5度目の優勝となった。
▼2005-06シーズン
カルレス・プジョル(バルセロナ/元スペイン代表)
アーセナルとの決勝を制したバルセロナが、14年ぶりの欧州王者に。ビッグイヤーを掲げたのは、キャプテン就任2年目だったプジョルだった。
▼2004-05シーズン
スティーヴン・ジェラード(リヴァプール/元イングランド代表)
「イスタンブールの奇跡」として知られる2004-05シーズンのCL決勝。リヴァプールが0-3からの大逆転でミランを下し、キャプテンのジェラードがトロフィーを掲げた。
▼2003-04シーズン
ジョルジュ・コスタ(ポルト/元ポルトガル代表)
ジョゼ・モウリーニョ監督率いるポルトとディディエ・デシャン監督率いるモナコが激突した2003-04シーズンのCL決勝は、ポルトが3-0と快勝。ビッグイヤーを掲げたのは、ポルトガルの名将が「リーダー」と認めたジョルジュ・コスタだった。
▼2002-03シーズン
パオロ・マルディーニ(ミラン/元イタリア代表)
CL決勝でユヴェントスとのイタリア勢対決を制したのはミラン。マルディーニにとっては通算4度目、キャプテン就任後では初のビッグイヤー獲得となった。
▼2001-02シーズン
フェルナンド・イエロ(レアル・マドリード/元スペイン代表)
「CL史上最も美しい」と言われるジネディーヌ・ジダンのボレーシュートが決勝点となり、レアルが2-1でレヴァークーゼンに勝利。2年前にもCL優勝を味わっていたイエロが、キャプテンとして初めてビッグイヤーを掲げた。
▼2000-01シーズン
シュテファン・エッフェンベルク(バイエルン/元ドイツ代表)
2年連続でCL決勝に勝ち進んだバレンシアをPK戦の末に下し、バイエルンが25年ぶりの欧州王者に輝いた。ビッグイヤーを掲げたのは、2年前に「カンプ・ノウの悲劇」を経験していたエッフェンベルクだった。
▼1999-00シーズン
マノロ・サンチス(レアル・マドリード/元スペイン代表)
レアル・マドリードとバレンシアのスペイン勢対決となった2000年のCL決勝。元スペイン代表FWフェルナンド・モリエンテスの先制点などでレアルが3-0と快勝した。ゲームキャプテンは元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドが務めたが、トロフィーを掲げたのはチームキャプテンのマノロ・サンチスだった。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia