逆転突破へ…レアルMFモドリッチ、PSG戦でホームの後押しを期待「彼らが必要」

　レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、9日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16・セカンドレグのパリ・サンジェルマン（PSG）に向けて意気込みを示した。8日にスペイン紙『アス』が伝えている。

　2月15日に敵地『パルク・デ・プランス』で行われたファーストレグでは、防戦一方となったレアル・マドリード。クリーンシートで耐え切るかに思われたが、試合終了間際にフランス代表FWキリアン・エンバペの劇的な決勝ゴールを許し、0－1のビハインドで折り返した。

　セカンドレグは、フランス代表DFフェルランド・メンディとブラジル代表MFカゼミーロが警告の累積で出場停止。モドリッチは「カゼミーロは僕らのサッカーにとって多くの意味を持つから、彼がいないのは残念だ」としつつ、「僕らには（フェデリコ・）バルベルデや（エドゥアルド・）カマヴィンガといった選手がいる。僕はいつも通り、カゼミーロがいない分は普段よりも広く、ピッチをカバーするだけだ。結局は僕ら次第なんだ、特に守備面においてね。誰がプレーするにせよ、彼ら（PSG）は良いプレーをしてくるだろう」と語った。

　ホーム『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われる重要な一戦。モドリッチは、「ベルナベウでのプレーはとても重要だ。僕らは観客と一緒に、彼らの助けを得ながら、このような試合を数多くプレーしてきた。（4－1で逆転勝利した）レアル・ソシエダ戦のように、難局を乗り切るために彼らが必要だ。僕がマドリードのファンに望むのは、最後まで応援してくれること、ただそれだけだ」と、観客の後押しに期待している。

　続けて、モドリッチは今シーズン終了後のレアル・マドリード加入が噂されるエンバペの去就にも言及。「誰だって偉大な選手とは一緒にプレーしたいと思うものだし、彼はその一人だ。もちろん僕も彼と一緒にプレーしたいけど、彼は今PSGの選手であり、今後がどうなるかはわからない。ここにいない選手のことを話すのは難しいよ。他のクラブの怒りを買ってしまうかもしれないからね…だけど、僕らは当然、彼と一緒にプレーしてみたいと思っている」とコメントした。

　また、モドリッチは次のように語り、逆転突破への意気込みを示している。

「どちらにもプレッシャーはかかる。ものすごい重圧がね。彼らは本当に最初のチャンピオンズリーグ優勝を望んでいるし、多大な努力を払っているにも関わらず、手が届いていない。それはごく普通のことなんだ。（CL制覇は）本当に難しいからね。僕らが3連覇（※2016〜2018年）したことで、人々はそれが当たり前で簡単なことのように考えているかもしれないけど、そうじゃない。明日は2つのチームが、多くのプレッシャーにさらされながら顔を合わせる。だけど、僕らは史上最高のクラブなんだ」