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レアルが5発大勝で首位通過! “日本人トリオ”先発のセルティックは未勝利でCL終了

2022.11.03

レアル・マドリードがセルティックに大勝 [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第6節が2日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とセルティック(スコットランド)が対戦した。

 今季のCLで開幕から3連勝を記録したレアル・マドリードは、第4節の敵地で行われたシャフタール(ウクライナ)戦も1-1のドローで勝ち点「1」を積み上げ、早々と決勝トーナメント進出を決めた。しかし、前節の敵地開催ライプツィヒ(ドイツ)戦は2-3で落とし、今季開幕からの公式戦無敗記録が「16」でストップ。勝てば他会場の結果を待たずに首位での決勝トーナメント行きを決められるため、ホームでCL3試合ぶりの勝利を狙う。一方、セルティックは開幕戦のホームで行われたレアル・マドリード戦を0-3で落とすと、その後は未勝利の試合が続き、1試合を残してグループステージを最下位で去ることが決まっていた。最終節は昨季の“欧州王者”を相手に、今季のCL初勝利を目指す戦いとなる。

 レアル・マドリードは1-1のドローで終わった10月30日開催のラ・リーガ第12節ジローナ戦からスターティングメンバーを2名変更。エデル・ミリトン、マルコ・アセンシオが先発入りした。ティボー・クルトワ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチらもスタメン入りし、カリム・ベンゼマはメンバーに復帰。ベンチからのスタートとなっている。一方、セルティックは30日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第13節のリヴィングストン戦(◯3-0)から先発4名を入れ替え。FIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーに選出された前田大然、惜しくもメンバーから漏れた古橋亨梧旗手怜央と、日本人選手3名もスタメンに並んでいる。

 試合は序盤からセルティックが前への圧力を強めたものの、レアル・マドリードは前線のプレスをしっかりとかわしていく。5分には斜めの動きでアセンシオからのスルーパスを引き出したロドリゴが、最終ライン裏に抜け出してシュートを狙う。こぼれ球に反応したフェデリコ・バルベルデのシュートは当たり損ねたものの、これが相手選手の手に当たり、レアル・マドリードにPKが与えられた。このPKをモドリッチが落ち着いて決め、レアル・マドリードが先手を取っている。

ルカ・モドリッチ

モドリッチのPKでレアル・マドリードが先制 [写真]=Getty Images

 ややアンラッキーな形での失点となったセルティックは、13分に“日本人トリオ”でチャンスを作り出す。敵陣左でボールを受けた旗手がスルーパスを送ると、前田が持ち前のスピードでダニエル・カルバハルを振り切り、ダイレクトで中央へ。走り込んだ古橋がフィニッシュを狙ったが、枠を捉えられない。17分には右サイドからのクロスボールをリエル・アバダが中央で収め、落としに反応した旗手が右足を振り抜くも、シュートはクロスバーを大きく超えてしまう。

 対するレアル・マドリードは18分、右サイド裏のスペースに抜け出したアセンシオが中央へ折り返し、ファーサイドで待っていたヴィニシウス・ジュニオールがフィニッシュを狙うも、ここはGKジョー・ハートが好セーブ。しかし、こぼれ球を拾ったロドリゴが体制を立て直してシュートを狙うと、マット・オライリーのハンドが確認され、再びレアル・マドリードがPKのチャンスを得た。今度はロドリゴがキッカーを務める。GKハートの逆に落ち着いて流し込み、レアル・マドリードが点差を広げた。

 26分にはセルティックの“日本人トリオ”が再び躍動。敵陣中央での横パスに前田が反応。連動した旗手がボールを奪って前田に送ると、右でフリーになっていた古橋を使う。古橋はフリーで右足を振り抜いたが、ここはGKティボー・クルトワの正面となってしまった。29分にはペナルティエリア手前の位置から旗手がミドルシュートを狙うも、再びGKクルトワが立ちはだかる。

 すると33分にはセルティックにビッグチャンス。右サイド高い位置でボールを受けたアバダが積極的な仕掛けを見せると、ボックス内でフェルランド・メンディに倒されてPKを獲得する。キッカーのヨシプ・ユラノヴィッチがゴール左を狙ったが、GKクルトワが横っ飛びセーブでゴールを許さず、セルティックはこのチャンスを活かすことができない。前半はこのままレアル・マドリードの2点リードで終了した。

 後半に入るとレアル・マドリードが勝負を決定付ける。51分、ペナルティエリア手前でボールを持ったバルベルデが相手DFを引きつけて、縦のスペースへ。カルバハルの折り返しに反応したアセンシオが得意の左足でネットを揺らし、レアル・マドリードが3点目を奪っている。続く61分には右サイド高い位置をとったバルベルデが低くて早いクロスボールを送ると、GKの前でヴィニシウスがコースを変え、4点目を挙げた。

 セルティックは徐々に運動量が低下し、前線や中盤で寄せが甘くなってしまう。すると71分には右サイド深い位置でドリブルを仕掛けたルーカス・バスケスからの折り返しを、ペナルティエリア外で待っていたバルベルデが右足で叩き込む。レアル・マドリードが“マニータ”達成の5点目を記録している。

 84分にはセルティックが意地を見せる。左サイドから仕掛けたジョタがペナルティエリア手前で倒され、フリーキックを獲得する。このフリーキックをジョタ自身が直接狙うと、カーブのかかった一撃がゴール左に吸い込まれ、セルティックが1点を返した。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードがホームで圧倒的な強さを見せつけ、首位でラウンド16に駒を進めることが決まった。一方、セルティックは未勝利で大会を去ることに。前田と古橋は62分、旗手は82分までのプレーとなった。

 今後のCLでは、11月7日の12:00(日本時間20:00)に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。

【スコア】
レアル・マドリード 5-1 セルティック

【得点者】
1-0 6分 ルカ・モドリッチ(PK/レアル・マドリード
2-0 21分 ロドリゴ(PK/レアル・マドリード
3-0 51分 マルコ・アセンシオレアル・マドリード
4-0 61分 ヴィニシウス・ジュニオールレアル・マドリード
5-0 71分 フェデリコ・バルベルデレアル・マドリード
5-1 84分 ジョタ(セルティック

By サッカーキング編集部

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