CL準々決勝進出を喜んだミランのピオリ監督 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが8日に行われ、ミランはトッテナムと0-0で引き分けた。この結果、2戦合計スコアを1-0としたミランが11シーズンぶりに準々決勝へと進出。試合後、ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が『スカイ・イタリア』のインタビューに応じた。
14日にミランの本拠地『サン・シーロ』で行われたファーストレグを1-0で制していたミラン。敵地開催のファーストレグでは得点こそ挙げられなかったものの、やや精彩を欠いたトッテナムの攻撃陣を完封し、ベスト8入りの切符を掴み取っていた。
試合後、ピオリ監督は「この2試合の戦い方や内容を踏まえると、我々は突破に値するパフォーマンスだったと思う。ピッチ上の事象に目を向ければ当然の通過点だ」とコメント。一方、「今のミランは1歩ずつ歩みを進めていかなければならない。まず、今季のCLではグループを突破することが最初の目標だった。それを成し遂げた後は、トッテナムのような素晴らしいチームが相手だったが、当然ラウンド16でも勝利を目指していたよ」と続け、チームの現在地を見据えた上で準々決勝進出を喜んだ。
ミランは前身のチャンピオンズカップ時代も含めると、歴代2番目に多い7度のCL制覇を成し遂げてきたが、2013-14シーズンを最後に7シーズンもの間CLの舞台から遠ざかっていた。それでも、ピオリ監督体制となって2年目の2020-21シーズンにセリエAを2位でフィニッシュ。クラブは8シーズンぶりのCL出場権を掴んでいた。昨季のCLはグループステージ敗退となったものの、今季は現時点でベスト8まで残っている。“ミラニスタ”がかつての栄光を思い出しても不思議ではない。しかし、ピオリ監督は「CL優勝?夢を見るのは美しいことだ。仕事のモチベーションにも繋がる」と冷静に語った。
また、ミランは2月6日に行われたセリエA第21節のインテル戦以降は3バックを軸に戦っている。ピオリ監督は「(2-5で敗れた)サッスオーロ戦の後、かつてのシステムはほとんど機能していなかった」と変更に着手した背景に言及。「けれども、最も変化したのはポジションではなく選手たちの姿勢だ。3バックに適した選手がいるということだけで、我々は常に攻撃的で支配したい。コンセプトを変えたわけではないんだ」と説明した。
CLでは11シーズンぶりの準々決勝進出を成し遂げた一方、セリエAでは現在5位と来季のCL出場圏外に位置している。2位のインテルとの勝ち点差は「3」で、ここからのシーズン終盤戦に向けて“2位争い”は一層激化する見込みだ。ピオリ監督は「セリエAでも今日の試合と同じような情熱、そして個性を試合中に発揮しなければならない」と話す。「CLでの戦いはやりがいに満ちており、このクラブにとっても非常に重要な大会だ」と前置きした上で、「来季もここで戦うにはセリエAを4位以内で終えなければならない」とセリエA終盤戦に向けても意気込んだ。
この後、17日にはCL・準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。準々決勝ファーストレグは4月11日または12日、セカンドレグは18日または19日の開催予定だ。ミランにとって久々の準々決勝に向けて、ピオリ監督は「不可能なことは何もない。我々は信念と自信を持って準々決勝に臨む」と力強く語った。
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By サッカーキング編集部
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