インテル、12年ぶりのCL準々決勝へ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが14日に行われ、ポルト(ポルトガル)とインテル(イタリア)が対戦した。
ポルトは2シーズンぶり、インテルは12シーズンぶりとなる準々決勝行きの切符を懸けた一戦だ。2月22日に行われたファーストレグでは、終盤にロメル・ルカクが決勝ゴールを決めてインテルが1-0で勝利。そのインテルはポルトとの一戦を終えてからセリエAで1勝2敗とやや調子を落としている中で“大一番”を迎えた。一方のポルトもインテル戦の後に行われたプリメイラ・リーガ第22節ジル・ヴィセンテ戦は1-2で落としたものの、その後は2連勝。波に乗って逆転での8強入りを狙う。
試合は立ち上がりの3分、左サイドでのパス交換から最後はマテウス・ウリベが右足でミドルシュート。枠をとらえた強烈な一撃はGKアンドレ・オナナがビッグセーブを見せ、ゴールを許さなかった。19分には左サイド高い位置でボールを奪い、最後はステファン・ユースタキオがフィニッシュまで持ち込むが、ここもGKオナナが立ちはだかる。40分にはゴール前でのコンビネーションからマルコ・グルイッチがスルーパス。最後はエヴァニウソンが右足を振ったが、フェデリコ・ディマルコの体を張った守備に阻まれた。前半はスコアレスで終了する。
後半に入ってもポルトが試合の主導権を握る。48分、ペナルティエリア手前でクリアボールを拾ったウリベが右足を振り抜くも、ダイレクトでのボレーシュートは枠を捉えきれず。そこからはなかなかチャンスを作れなかったものの、後半アディショナルタイムにこの日最大の決定機が到来。右サイドでパスを引き出したペペーがダイレクトで中央へ折り返すと、ゴール前で混戦が生まれる。最後はイヴァン・マルカノが左足で狙ったものの、ゴールカバーに入っていたデンゼル・ダンフリースが体を投げ出してライン上でクリア。ゴールを許さなかった。
後半アディショナルタイムに入ってから5分ほどが経過しても、ポルトは諦めずにゴールに迫る。ゴール前でルーズボールに反応したマルカノが頭で繋ぐと、フリーになったメフディ・タレミがヘディングシュート。遂に均衡が破れたかに思えた一撃は、再びGKオナナに弾かれてポストに直撃する。このこぼれ球を拾って再びクロスボールを放り込むと、グルイッチが頭で狙ったが、今度はクロスバーに嫌われた。
試合はこのままタイムアップ。ホームチームのポルトは終始試合を優勢に進めながらも、最後まで1点が遠かった。インテルが2戦合計スコアを1-0とし、2010-11シーズン以来となる準々決勝進出を決めている。
この後、17日には準々決勝の組み合わせ抽選会が予定されている。準々決勝ファーストレグは4月11日または12日、セカンドレグは18日または19日の開催予定だ。
【得点者】
なし
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By サッカーキング編集部
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