セルティックはわずか5分間で2人が退場に[写真]=Getty Images
19日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第1節が開催され、フェイエノールト(オランダ)とセルティック(スコットランド)が対戦した。
2017-18シーズン以来のCL参戦となるフェイエノールトは、直近のリーグ戦3試合で17得点を記録しているように攻撃陣が絶好調。直前の試合となった16日のヘーレンフェーン戦でも大量6ゴールを奪い、CL開幕戦に向けて大きく弾みをつけてきた。日本代表FWの上田綺世は以前から発表されていた通り、9日のドイツ代表戦で負った左足のケガのためメンバー外となった。
対するセルティックは国内リーグで5戦を終え4勝1分の無敗と、こちらも好調を維持。昨シーズン勝利を挙げられなかったCLの舞台で悲願の勝ち点「3」を狙う。日本代表の古橋亨梧、前田大然、旗手怜央ら3選手が揃って先発出場を飾り、岩田智輝はベンチスタートとなった。
試合は開始直後からセルティックがボールを保持しながらチャンスを探る展開に。15分にはフィールド中央でボールを奪取した旗手がそのまま持ち上がりシュートを放つ。グラウンダーのボールは相手GKの正面を突き得点には至らなかったものの、序盤のセルティックの勢いを印象付けるシーンとなった。
さらに37分には右サイドで抜け出した前田が一気に加速しゴール前まで運ぶとそのまま左足で狙う。逆足で放ったシュートはコースが少し甘くなり、GKに防がれた。
一方で徐々に主導権を握り始めたフェイエノールトも遠目からのロングシュートを含め、積極的に相手ゴールに迫るシーンを増やしていく。すると前半アディショナルタイム2分、フェイエノールトはゴールマウス正面の少し離れた位置で得たフリーキックをカルヴィン・ステングスが左足で直接狙う。ゴール前で大きくバウンドしたボールはGKジョー・ハートの伸ばした手をかすめゴールに突き刺さった。
後半に入って63分には追いかけるセルティックに試練。グスタフ・ラガービエルケがステングスをペナルティエリア内で腕を使って倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場に。さらにフェイエノールトにはPKが与えられた。
追いかける状況で数的不利になったセルティックだったが、イゴール・パイションのPKはジョー・ハートがビッグセーブ。勝ち点獲得に向けて望みをつないだ。
しかしそのわずか5分後、セルティックのオディン・ホルムがマッツ・ウィーファーへのチャレンジで足を高く上げてしまい一発退場。20分以上を残して9人で戦うことになってしまう。
数的優位となり攻め手を緩めないフェイエノールトは76分、代わって入ったばかりのアリレザ・ジャハンバフシュが右サイドからのクロスボールのこぼれ球を拾って豪快に右足を振り抜く。強烈なシュートをネットに突き刺し、待望の追加点を奪った。
その他にも2度ゴールネットを揺らしたフェイエノールトだったが、いずれもオフサイドの判定で取り消しに。それでも9人になったセルティック相手に隙を与えず、2点のリードを守り切ってCL初戦を白星で飾った。
フェイエノールトは24日、エールディヴィジ第6節でアヤックスとのアウェイゲームを戦う。CLでは現地時間10月4日にアトレティコ・マドリードと対戦する。一方のセルティックは23日に次節のスコティッシュ・プレミアシップでリヴィングストンと対戦。また、CLでは現地時間同じく4日に日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオをホームに迎える。
【得点者】
1-0 45+2分 カルヴィン・ステングス(フェイエノールト)
2-0 76分 アリレザ・ジャハンバフシュ(フェイエノールト)
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By サッカーキング編集部
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