アトレティコ・マドリードを率いるシメオネ監督 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第3節が25日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)はセルティック(スコットランド)とのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。試合後、アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が『モビスタール』にて試合を振り返った。
ここまで1勝1分と好スタートを切ったアトレティコ・マドリードが、2連敗中のセルティックの本拠地に乗り込んだ一戦では、立ち上がりの4分に古橋亨梧に先制ゴールを許す。25分にはナウエル・モリーナが倒されて得たPKで、アントワーヌ・グリーズマンがポストに当てた跳ね返りを自ら押し込んで同点弾を記録。だが、直後の28分には前田大然に右サイドを破られると、ルイス・パルマに勝ち越しゴールを決められた。
前半はセルティックのペースが続いたが、後半に入るとアトレティコ・マドリードが良い形でゴールに迫る時間が続く。53分にアルバロ・モラタが同点ゴールを決めた後も逆転のチャンスはあったが、最後まで3点目を決め切ることができず、試合は2-2でタイムアップ。逆転勝利こそ逃したが、敵地で貴重な勝ち点「1」を持ち帰ることに成功した。
試合後、シメオネ監督は「チームのパフォーマンスにはとても満足している。後半は勝利のための試合ができた」と選手たちを称賛した。一方で前半はなかなか自分たちの時間を作れなかったが、シメオネ監督も「試合の序盤は間違いなく相手の方が良いプレーをした」と認めている。「最初の2本の決定機でゴールを許してしまった。この2失点により、我々は思うようなプレーができなくなった」と振り返った。
このような状況で前半を終えた中、シメオネ監督は「ハーフタイムには、勇気を持ってプレーすること、周囲と連動しながら攻撃を仕掛けることで、ゴールを奪うためのチャンスを増やさなければならないと話した」と明かしている。後半に入るとマルコス・ジョレンテのクロスボールからモラタがダイビングヘッドを決めただけでなく、チャンスの数も大幅に増加。「選手たちは私が伝えた言葉通りのプレーを実行した。あの勇気があれば勝てたはずだ」と悔やんだものの、「私はチームが見せたパフォーマンスに満足して試合を終えられたよ」と話した。
後半からの目に見える変化として、シメオネ監督は2名のメンバーチェンジを実施。ハビ・ガランとサウール・ニゲスを下げて、M・ジョレンテとロドリゴ・リケルメをピッチへ送り出した。3人目の交代選手としてモラタに代わって投入されたアンヘル・コレアも、数々のチャンスに絡んだ。シメオネ監督はこの試合で途中出場した3名の選手について、以下のように語っている。
「ジョレンテはピッチで非常に良いパフォーマンスを見せてくれた。試合終盤の攻撃で大きな働きを果たしたコレアもそうだ。リケルメは、前半は苦しんでいたピッチの一角で、非常に良いプレーをした。後半は彼のプレースピードに助けられたね」
だが、シメオネ監督はチームのパフォーマンス向上が交代で入った3選手“のみ”の力によって成し遂げられたものでなく、チーム全体の功績だと主張。「忘れてはならないのは、チーム全体が後半に非常に良いプレーをしたことだ。これがチャンピオンズリーグで進むべき道だと思う」と口にした。
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By サッカーキング編集部
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