シャフタールがCLで2試合連続完封勝利！　決勝T進出をかけた最終節はポルトと対戦

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループH第5節が29日に行われ、シャフタール（ウクライナ）とロイヤル・アントワープ（ベルギー）が対戦した。

　前節は3連勝中だったバルセロナ（スペイン）相手に完封勝利を収め、勝ち点を「6」まで積み上げたシャフタール。現在はグループHの3位に甘んじているものの、上位2チームとはいずれも「3」ポイント差と残り2節での逆転も可能な立ち位置となっている。今節は既にグループステージ敗退が決まったロイヤル・アントワープと対戦。2連勝を飾り、決勝トーナメント進出に近づきたいところだ。

　試合は序盤からシャフタールが攻勢を強める。最終ラインからのビルドアップを起点にボールを保持し、前線の選手が積極的な背後への抜け出しを見せてシュートチャンスをうかがっていく。すると12分、敵陣左サイド深くでFKを獲得すると、オレクサンドル・ズブコフが左足で鋭いクロスを供給。ゴール前中央のミコラ・マトヴィエンコが頭で合わせ、シャフタールが幸先良く先制に成功した。

　先制を許したロイヤル・アントワープは右サイドを起点に何度か良い形を作るものの、シャフタールも最終局面で粘り強い対応を見せ決定的なシュートを打たせない。40分、シャフタールは細かいパス交換で右サイドを崩しグラウンダーのクロスから決定機を作るも、ネウェルトンのシュートは相手GKがブロック。こぼれ球に反応したヘオルヒー・スダコフのヘディングは枠の上へ外れた。その後もスコアは動かず、前半はこのまま1－0で終了する。

　後半の序盤は両チームがチャンスを作り合う展開に。ロイヤル・アントワープはサイド攻撃を起点に最前線のフィンチェント・ヤンセンへボールを集め同点ゴールを狙っていく。対するシャフタールは55分、前線へ駆け上がったイラクリ・アザロヴィがボックス左角付近から左足を振り抜くも、強烈なシュートはクロスバーを直撃した。

　62分、シャフタールは複数人が絡んだ連携で右サイドを崩すと、ドミトロ・クリスキヴがゴール前へグラウンダーのクロスを供給。こぼれ球を最後はタラス・ステパネンコがボックス手前から狙ったが、強烈なシュートはGKに弾かれクロスバーを直撃した。その後は両チームがチャンスを作り合うも、互いにフィニッシュの精度を欠きスコアを動かすことができず。最少点差でゲームが進んでいく。

　後半の追加タイムには、シャフタールのアルテム・ボンダレンコとスダコフ、ロイヤル・アントワープのトビー・アルデルヴェイレルトに決定機が訪れたがいずれも決め切ることができない。試合はこのまま1－0で終了し、2試合連続の完封勝利を収めたシャフタールが勝ち点を「9」に伸ばした。対するロイヤル・アントワープは5連敗となっている。　

　次節は現地時間12月13日に行われ、シャフタールはアウェイでポルトと、ロイヤル・アントワープはホームでバルセロナと対戦する。

【スコア】
シャフタール　1－0　ロイヤル・アントワープ

【得点者】
1－0　12分　ミコラ・マトヴィエンコ（シャフタール）