PSV戦でCB起用されたデクラン・ライス [写真]=Getty Images
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、イングランド代表MFデクラン・ライスの起用法について言及した。12日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第6節が現地時間12日に行われ、アーセナルは敵地でPSVと対戦した。既に首位での決勝トーナメント進出を決めているアーセナルはイングランド代表FWブカヨ・サカやノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアら主力を温存。42分に巧みな連携からイングランド代表FWエディ・エンケティアのゴールで先制したものの、50分に追い付かれ、試合はそのまま1-1で終了した。
この試合で注目が集まったのがアルテタ監督の起用法。62分にポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、フランス代表DFウィリアン・サリバ、エジプト代表MFモハメド・エルネニーを下げて、イングランド代表DFベン・ホワイト、ライス、ウーデゴーアを投入。普段は中盤の底やインサイドハーフを務めているライスを右センターバック(CB)として起用したのだ。前所属のウェストハムではCBを務めることもあった同選手だが、アーセナルの最終ラインに入ったのはこの試合が初めてとなっている。
アルテタ監督はライスをCBで起用した意図について「我々はバックラインが非常に不足している。何かが起こった時のために、その状況をどのように解決できるかを試しておきたかったんだ。そしてそれは非常に良かったと思っているよ」と説明。そのうえで「彼は以前にもCBでプレーしたことがあるし、緊急時に備えて試しておく必要がある。適切な方法で穴埋めができるようにしなくてはならない」と強調した。
昨シーズンはプレミアリーグで合計248日間首位に君臨しながら、サリバや日本代表DF冨安健洋ら守備陣が離脱した最終盤に失速し、19年ぶりに優勝を逃したアーセナル。今シーズンも夏に獲得したオランダ代表DFユリエン・ティンバーが長期離脱を強いられているほか、現在は冨安も負傷を抱えており欠場が続いている。今後は抜群の稼働率を誇るライスが最終ラインの“緊急事態”を救うことがあるかもしれない。
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By サッカーキング編集部
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