アルグアシル監督はソシエダを率いて欧州16強まで辿り着いた [写真]=Icon Sport via Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが5日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)はホームでパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)に1-2で敗れた。これで2戦合計スコアは1-4となり、CLでの戦いは16強で終了。試合後、レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が『UEFA.com』を通してコメントを発した。
PSGの本拠地『パルク・デ・プランス』で行われたファーストレグを0-2で落としていたレアル・ソシエダは、本拠地『レアレ・アレーナ』の大声援を背に逆転を目指した。だが、開始15分にフランス代表FWキリアン・エンバペに先制点を決められると、後半の立ち上がりにも韓国代表FWイ・ガンインのスルーパスからエンバペに追加点を許す。
レアル・ソシエダは日本代表MF久保建英を中心に猛攻を仕掛けながら、なかなかPSGゴールをこじ開けることができない。それでも89分には、久保が右サイドでボールを収めたところから、U-21スペイン代表MFベニャト・トゥリエンテスが中央へ折り返し、最後はこぼれ球をスペイン代表MFミケル・メリーノが押し込んで1点を返した。だが、ホームチームの反撃もここまで。10シーズンぶりにCLへ戻ってきたレアル・ソシエダの戦いは、16強敗退という結果で幕を閉じていた。
試合後、レアル・ソシエダを率いるアルグアシル監督は「まず最初に、ファン・サポーターのみなさんに祝福の言葉を送りたい。同時に、選手たちにもおめでとうと言いたい」とコメント。試合には敗れた中である種ポジティブな言葉を残したが、その意味を次のように説明した。
「今日、CLのハイレベルな戦いを披露できたのは、間違いなく彼らの貢献があったおかげなのだからね。たとえ勝てなかったとしても、このCLという舞台で世界最高のクラブの1つと戦えた。それだけで我々は誇りに思っていいはずだ」
続けて、今季のCLでの戦いを終えて、アルグアシル監督は「私自身は幸せに思っているし、そう遠くない将来、再び我々がCLの舞台で戦えることを願っている」と正直な心境を明かした。
現在、レアル・ソシエダはラ・リーガで7位につけている。来季のCL出場圏内である4位のアトレティコ・マドリードとは勝ち点が「15」離れていることから、2年連続でCLに出場することは現実的ではないかもしれない。現在のチーム状況を踏まえた上で、アルグアシル監督は「まずは来季もヨーロッパの舞台でプレーできるように、残るシーズンは全力を尽くすつもりだ」と今後に向けて意気込んだ。
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By サッカーキング編集部
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