インテルを率いるインザーギ監督 [写真]=Getty Images
インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、“要塞”攻略への意気込みを語った。12日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではマンチェスター・シティに敗れ、惜しくも栄冠を逃したインテル。雪辱を期す今大会はレアル・ソシエダ、ベンフィカ、ザルツブルクと同居したグループDを2位で通過すると、ラウンド16はアトレティコ・マドリードとの顔合わせに。先月に本拠地『サン・シーロ』で行われたファーストレグでは、枠内シュートを1本も許さぬ完璧な試合運びを見せ、1-0の先勝に成功した。
13日に運命のセカンドレグが行われるのは、アトレティコ・マドリードの本拠地『シビタス・メトロポリターノ』。ディエゴ・シメオネ監督率いるチームはアウェイゲームこそ安定感を欠いた戦いが続いているものの、今シーズンのホームゲームでは18勝1分1敗と無類の強さを誇っている。先月初旬に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝ファーストレグで今シーズンのホーム初黒星を喫したものの、それまでは実に1年1カ月間も無敗を維持していた。
インザーギ監督は「非常に強いチーム、そして偉大な監督との戦いになる」と前置きしたうえで、「彼らはこのスタジアムでラ・リーガを14試合戦い、13回勝利して1回引き分けている。明日の試合が我々にとって非常に厳しいものになることは理解している。難しい挑戦だが、我々の道を歩み続けるために、できる限り最善を尽くして立ち向かうつもりだ」と“要塞”攻略への意気込みを語った。
アトレティコがホームで圧巻の強さを誇る一方で、今シーズンのインテルはアウェイゲームでここまで13勝4分と無敗を維持。セリエAにおけるアウェイゲームでの平均勝ち点「2.71」は、ホームゲームのそれ(2.64)を上回り、敵地でも安定感が際立っている。今回は先勝によるアドバンテージを手にしたうえで得意のアウェイゲームに臨むことになるが、インザーギ監督は次のように警戒感を口にした。
「ファーストレグでの結果により、我々が僅かながら有利であることは知っているが、それを忘れるよう努めなければならない。アトレティコは『サン・シーロ』でもクオリティーを示したし、ホームでは変貌するからね。何をするかはわからないが、アプローチを変えてくるだろうし、3-5-2でも4-4-2でもプレーできる。そして、素晴らしい才能の選手たちが揃っているんだ。間違いなく激しい試合になるだろうし、我々は困難に対処しなくてはならない」
大注目の一戦は、日本時間14日の早朝5時にキックオフを迎える。
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By サッカーキング編集部
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