決勝点を挙げ、CL決勝の最優秀選手に選ばれたレアル・マドリードのDFダニエル・カルバハル
レアル・マドリードのスペイン代表DFダニエル・カルバハルがチャンピオンズリーグ(CL)決勝の最優秀選手に選出された。
CL決勝が6月1日に行われ、ドルトムントとレアル・マドリードが対戦。前半は劣勢を強いられたレアル・マドリードだったが、74分に左サイドで得たCKにカルバハルが頭で合わせて先制。83分にも相手のミスから得たチャンスをブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが決め、2-0で通算15度目の欧州王者に輝いた。
最優秀選手に選ばれたカルバハルは、『Movistar』のインタビューに対して「この気持ちをうまく説明することができない。ただ、とても幸せな気分だよ」と語りつつ、「この試合は本当に難しかった。僕らはビルドアップに苦しんだ。前半を無失点で終えたけど、その状況に値する内容ではなかった」とコメント。難しい試合だったことを認め、複雑な胸中を明かした。
また、歴代最多タイとなる通算6度目のCL制覇に関しては「簡単じゃないことはわかっているけれど、自分たちを信じていた。できればもっと簡単に勝ちたいけどね」と述べつつ、決勝点となったゴールに関しては「シーズン中も同じことを繰り返していた。決意は僕のアプローチの鍵なんだ。最初のヘディングを外した時、次は決めなければいけないと考えていた」と振り返った。
欧州サッカー連盟(UEFA)のテクニカルオブザーバーは「非常にダイナミックで、献身的なパフォーマンスを披露したフルバックが、球際でも非常に堅実なプレーを見せた。常に規律を守り、チームに幅を与え、CKからゴールを決めるという、この試合の重要な場面で決定力と予測力を披露した」と評価した。
■歴代CL決勝最優秀選手
2023年:ロドリ(マンチェスター・シティ)
2022年:ティボー・クルトワ(レアル・マドリード)
2021年:エンゴロ・カンテ(チェルシー)
2020年:キングスレイ・コマン(バイエルン)
2019年:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
2018年:ガレス:ベイル(レアル・マドリード)
2017年:クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
2016年:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
2015年:アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
2014年:アンヘル・ディ・マリア(レアル・マドリード)
2013年:アリエン・ロッベン(バイエルン)
2012年:ディディエ・ドログバ(チェルシー)
2011年:リオネル・メッシ(バルセロナ)
2010年:ディエゴ・ミリート(インテル)
2009年:シャビ・エルナンデス(バルセロナ)
2008年:エドウィン・ファン・デル・サール(マンチェスター・ユナイテッド)
2007年:フィリッポ・インザーギ(ミラン)
2006年:サミュエル・エトー(バルセロナ)
2005年:スティーブン・ジェラード(リヴァプール)
2004年:デコ(ポルト)
2003年:パオロ・マルディーニ(ミラン)
2002年:ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリード)
2001年:オリヴァー・カーン(バイエルン)
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By サッカーキング編集部
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