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アンチェロッティ監督が指揮官として史上最多5度目のビッグイヤー獲得「決して慣れることはない」

2024.06.02

指揮官として史上最多5度目のCL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が1日、指揮官として5度目のチャンピオンズリーグ(CL)王者となり、CLを5度制した最初の監督となった。

 レアル・マドリードはCL決勝でドルトムントと対戦。前半は劣勢を強いられたものの、74分に左サイドで得たCKからDFダニエル・カルバハルのゴールで先制すると、83分にはFWヴィニシウス・ジュニオールが加点。最終的には2-0で勝利し、クラブとしては通算15度目の欧州王者に輝いた。これでアンチェロッティ監督はミラン時代に2度、第一次政権時代を含めてレアル・マドリードで3度の欧州王者となり、指揮官としての歴代最多優勝記録を更新したことになる。

 前人未到の偉業を達成した64歳のイタリア人指揮官は試合後、「CLの優勝には慣れたか?」と尋ねた『Movistar』に対して「決して慣れることはない。我々が考えていた以上に難しい試合だった。前半は苦しんだが、後半になってボールロスも減り、内容も改善したね。私たちは勝った。夢は続いていく」とコメント。苦しんだ前半に関しては次のように振り返った。

「自分たちのプレーレベルには納得していなかった。ボールを失う回数が多すぎるし、その場所も良くなかった。ターンオーバーの強行やトランジションなど、ドルトムントのやりたいことをやらせてしまった。そこが危険だった」

 また、スペインメディアの『アス』によれば、ピッチ上で行われた『RTVE』のインタビューで成功の秘訣を問われた指揮官は「素晴らしいチーム、素晴らしい選手たち、そして偉大なクラブの存在だよ。チームの伝統という要素もある」と主張。試合後の会見では「多くの問題を抱えたシーズンだったが、私たちは献身性と集団的な犠牲心によって、それを補ってきた。そして今日も勝利を手にした。どちらか一方だけではダメなんだ」と述べ、後半にシステムを変更した点については「私だけの決定ではなく、全員で話し合った。私が提示し、彼らが同意して実行に移した」ことを明かし、チームの一体感を強調した。

■アンチェロッティ監督のCL優勝年度
2024年:レアル・マドリード
2022年:レアル:マドリード
2014年:レアル・マドリード
2007年:ミラン
2003年:ミラン

By サッカーキング編集部

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