[写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・セカンドレグが11日と12日に開催された。
今シーズンから新フォーマットとなったCLでは、リーグフェーズ上位8チームが決勝トーナメントに進出。9位から24位のチームはホーム&アウェイ形式の決勝トーナメントプレーオフへと回り、勝ち抜きを決めた8チームがラウンド16に駒を進めている。ファーストレグは4日と5日に開催され、今回運命のセカンドレグが各地で行われた。
3点のアドバンテージを持ちながらレヴァークーゼンとのアウェイ戦に挑んだバイエルンは、52分にハリー・ケインの得点で先制に成功。69分には伊藤洋輝がピッチへと送られ、その2分後にアルフォンソ・デイヴィスが大きな追加点をマークする。意地を見せたいレヴァークーゼンだったが、無得点のままタイムアップ。“ドイツ勢対決”はバイエルンに軍配が上がった。インテルに先勝を許したなかで第2戦へ臨んだフェイエノールトは、上田綺世が最前線で先発出場。立ち上がりに失点をする厳しい状況で一時同点に追いついたものの、51分にPKで決勝点を献上し、2戦合計1-4でラウンド16敗退となった。
バルセロナはホームでベンフィカと対戦。ファーストレグは22分に退場者を出しながら1-0で勝利したが、3日前に医療スタッフのカルレス・ミニャロ医師が急逝するという難しい精神状態でセカンドレグを迎えた。ゲームは11分にハフィーニャの得点でバルセロナが先攻。直後に同点とされたものの、27分にラミン・ヤマルが勝ち越し弾をマーク。42分にはハフィーニャが大きな追加点を挙げ、アグリゲートスコア4-1で準々決勝進出を決めている。
リヴァプールは本拠地『アンフィールド』でパリ・サンジェルマン(PSG)と激突。劣勢のゲーム展開のなか1-0で先勝を掴んだファーストレグから一転し、セカンドレグは序盤からアグレッシブな戦いを見せる。しかし、12分にウスマン・デンベレから先制ゴールを被弾。2戦合計1-1のまま90分間が終了し、勝負は延長戦に突入する。111分には交代で遠藤航が途中出場を飾り、勝敗はPK戦へ委ねられる。すると、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマが連続ストップを披露。リヴァプールは激闘の末に無念のCL敗退が決まった。
ホーム開催のファーストレグを1-1のドローで終えたドルトムントは、アウェイでリールと対戦。だが、開始早々の5分にジョナサン・デイヴィッドから先制弾を奪われる苦しい展開に。それでも昨季のファイナリストは後半から息を吹き返し、エムレ・ジャンのPKとマクシミリアン・バイアーのゴールで逆転勝利。2戦合計3-2で8強に駒を進めた。アウェイ開催の第1戦に勝利したアストン・ヴィラは、ホームでクラブ・ブルッヘとの一戦に臨んだ。16分に相手に退場者が出た影響もあり、終わってみれば3-0の快勝。ラウンド16を2連勝で突破している。
敵地でのファーストレグは7-1でPSVを粉砕し、先勝を収めてホーム開催のセカンドレグを迎えたアーセナル。大量のアドバンテージを得ていたため、大幅なターンオーバーを敢行してキックオフの笛が吹かれる。6分にオレクサンドル・ジンチェンコのミドルシュートで幸先よくスコアを動かすと、同点とされて訪れた37分にはデクラン・ライスのヘディングがネットを揺らす。最後まで食らいつくPSVも70分にクハイブ・ドリウエフの見事なループシュートでゲームを振り出しに戻すが、2戦合計9-3でアーセナルが2年連続となるCL8強入りを飾った。

ラウンド16を突破したアーセナル [写真]=Getty Images
ラウンド16ではアトレティコ・マドリードとの“ダービーマッチ”に臨んだレアル・マドリード。本拠地『エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ』でのファーストレグは2-1の白星を収めており、有利な状態で第2戦に臨んだ。すると、開始わずか27秒でアトレティコ・マドリードのコナー・ギャラガーが電光石火の先制点をゲット。セカンドレグの120分は1-0でタイムアップし、2戦合計2-2で両チームの激闘はPK戦に突入する。続々と互いにキックを成功させていくなか、アトレティコ・マドリードは2人目のフリアン・アルバレスが痛恨のスリップ。ボールに2度触れてしまったため、キックは失敗と判定される。4人目は両者のキッカーが失敗し、最後はアントニオ・リュディガーが成功。昨季の王者が準々決勝に進出した。

アトレティコ・マドリードとのPK戦を制したレアル・マドリード [写真]=Getty Images
ラウンド16・セカンドレグの結果は以下の通り。なお、準々決勝・ファーストレグは来月9日からスタートする。
【ラウンド16・ファーストレグ結果一覧】
◼︎バルセロナ(スペイン) 3-1(2戦合計:4-1) ベンフィカ(ポルトガル)
◼︎レヴァークーゼン(ドイツ) 0-2(2戦合計:0-5) バイエルン(ドイツ)
◼︎インテル(イタリア) 2-1(2戦合計:4-1) フェイエノールト(オランダ)
◼︎リヴァプール(イングランド) 0-1(2戦合計:1-1/PK戦:1-4) パリ・サンジェルマン(フランス)
◼︎リール(フランス) 1-2(2戦合計:2-3) ドルトムント(ドイツ)
◼︎アーセナル(イングランド) 2-2(2戦合計:9-3) PSV(オランダ)
◼︎アストン・ヴィラ(イングランド) 3-0(2戦合計:6-1) クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
◼︎アトレティコ・マドリード(スペイン) 1-0(2戦合計:2-2/PK戦:2-4) レアル・マドリード(スペイン))
【決勝トーナメント準々決勝】
■アーセナル vs レアル・マドリード
■パリ・サンジェルマン vs アストン・ヴィラ
■バルセロナ vs ドルトムント
■バイエルン vs インテル
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By サッカーキング編集部
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