「スポーツくじ」、「toto」、「BIG」……。サッカー好きなら、一度はこうした単語を目にしたり、耳にしたことがあるはず。でも、聞いたことはあるけど詳しくは知らない、という方も多いだろう。この連載では、そんなサッカーファンに向けて「toto」の基礎知識を解説していく。第1回目となる今回は、「スポーツくじ」について！
対象となる試合は？
「スポーツくじ」とは、サッカーの試合を対象とし、勝敗や得点数を予想するくじを指す。くじを購入し、予想が的中した数に応じて当せんが決まる。
くじの対象となる試合はJ1、J2、J3の各リーグ戦とJリーグカップ戦（JリーグYBCルヴァンカップ）、天皇杯に加え、ドイツ・ブンデスリーガやイングランド・プレミアリーグといった海外のリーグ戦、FIFAワールドカップの本大会や予選が含まれることもある。
スポーツくじの種類は？
スポーツくじには、購入者が自分で勝敗や得点数を予想する「toto」と、コンピュータがランダムに予想してくれる「BIG」がある。
「toto」は、指定された13試合の結果を予想して億のチャンスが狙える「toto」、5試合の結果を予想する「mini toto」、3試合・6チームの得点数を予想する「totoGOAL3」の3種類（※ルヴァンカップや天皇杯の準決勝などを対象とした「totoGOAL2」もある）。過去の対戦成績や現在のチーム状況、ケガ人や出場停止選手といったデータを見ながら、自分で結果や得点数を予想する楽しさがあるくじだ。
一方の「BIG」は、14試合を対象とした「BIG」と「100円BIG」、11試合を対象とした「BIG1000」、9試合を対象とした「miniBIG」がある。2020年2月からは12試合を対象とした「MEGA BIG」がスタートして、全部で5種類となった。いずれもコンピュータがランダムに予想してくれるため、サッカーの知識がなくても楽しむことができる。「BIG」は1等最高6億円、「MEGA BIG」は1等最高12億円と、高額当せんが期待できる点も魅力だ。
キャリーオーバーって？
キャリーオーバーとは、前回開催回で1等当せん者が出なかった場合などで配当金が繰り越されることで、繰り越された分は次の配当金に上乗せされる。つまり、キャリーオーバーが発生している時には、1等の当せん者が手にする当せん金や人数が増えるということだ。
「toto」はキャリーオーバーなしの場合は1等最高1億円だが、キャリーオーバー発生時は最高5億円。「BIG」は3億円が6億円、「100円BIG」は1億円が2億円、「MEGA BIG」は7億円が12億円というように、キャリーオーバー発生時には1等の当せん金が大幅に増額されるわけだ。
自分で予想するtotoとコンピュータに予想を任せるBIG、まずは自分の好みに合わせて購入してみてはどうだろうか。
次回は、totoの販売場所や購入方法について解説しよう。
🔞19歳未満の方の購入または譲り受けは法律で禁じられています。払戻金も受け取れません