障がいの有無にかかわらずサッカーの楽しさを伝えたい。そんな想いをもって活動をしている団体の一つ、日本CPサッカー協会が、女性だけで構成される『なでしこCPサッカー日本代表』の組織にむけて動き始めた。
CPサッカーは、杖なしで歩・走行可能な肢体不自由者(脳性まひ、脳外傷、脳血管障害等による四肢麻痺、片麻痺、両麻痺等)を対象とした7人制のサッカーで、1984年よりパラリンピックの正式種目となっている。
国際的な活動も活発化しているCPサッカーは、2017年に男子日本代表(当時は女子の選手の参加はルール上不可となっていた)がアルゼンチンで行われた世界選手権に出場。結果は17カ国中17位と世界との差を見せつけられた形となったが、昨年からより一層強化に力を入れており今後の飛躍に期待がかかる。
日本を含む世界41カ国が加盟する国際CPサッカー連盟は、女子CPサッカーの発展にも力をいれており、2017年のルール改定では一部の大会で女子選手が男子選手に混ざって試合に出場できるようになった。
選手数の不足によりこれまで試合に出場する機会がなかった女子選手にとって競技環境は改善されているものの、上記ルール適用外となる多くの国際大会は未だ男女別で開催される。それを受け、日本CPサッカー協会では昨年より女子選手の育成にも本格的に取り組み始め、選手の募集や各地でのクリニックといった普及活動も行っている。
対象となるのは、杖なしで歩・走行可能な肢体不自由者(脳性まひ、脳外傷、脳血管障害等による四肢麻痺、片麻痺、両麻痺等)の女性で、サッカーの経験の有無を問わず参加ができる。
日本初の女子CPサッカー選手である浜田美弥妃選手は「CPサッカー自体、まだまだ認知度も低いので、一人でも多くの人に広められればと思っています。女性であっても、障がいがあっても、 CPサッカーは楽しめるスポーツです。ぜひ 私たちと一緒に世界を目指しましょう!」と競技の魅力と『なでしこCPサッカー日本代表』を実現に向けての想いを語っている。
CPサッカーについてのお問い合わせは、以下の窓口までご連絡ください。
一般社団法人日本CPサッカー協会
〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル4F
日本財団パラリンピックサポートセンター内
TEL:03‐6229‐5436
FAX:03‐6229‐5420
お問い合わせフォーム:http://jcpfa.jp/contact/
By サッカーキング編集部
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