ヨコハマ・フットボール映画祭がビデオオンデマンドサービス「YFFFオンラインシアター」開設

　ヨコハマ・フットボール映画祭（運営：特定非営利活動法人横浜スポーツコミュニケーションズ）が、動画配信サイトvimeoにてサッカー映画専門ビデオオンデマンドサービス「YFFFオンラインシアター」を開設した。

　YFFFアワード2020グランプリを受賞した『ヴァトレニ-クロアチアの炎-』や、世界一有名なサッカーアンセム誕生の秘密を探る『You’ll never walk alone』など10作品。その多くは本サービス以外に国内では視聴の機会がない貴重なラインナップとなっている。なお、松本山雅FCとAC長野パルセイロのライバル関係のルーツに迫ったドキュメンタリー映画『クラシコ』と、高校サッカー部のキャプテンとマネージャーの人間ドラマを描いた『ガンバレとかうるせぇ』については、今後英語字幕バージョンも配信することで、日本のサッカー文化を世界に向けて発信することを狙っていく。

　ユーザーはPC、スマートフォン、タブレットPC、ストーリーミング端末（FireTV Stickなど）から、動画配信サービスvimeoに会員登録のうえ、クレジットカードあるいはペイパルにてレンタル料金（72時間600円）を支払うことで、レンタル期間内に作品を視聴可能だ。

　なお、ヨコハマ・フットボール映画祭2021は本年秋開催を目指して調整中。詳細が決まり次第、公式サイトや各種SNSでアナウンスされる。

▼YFFFオンラインシアター公式サイト
https://yfff.org/online-theater/

▼ヨコハマ・フットボール映画祭
 http://yfff.org

▼ヨコハマ・フットボール映画祭公式Twitter
https://twitter.com/yffforg

▼ヨコハマ・フットボール映画祭公式Facebook
https://www.facebook.com/yffforg

■YFFFオンラインシアター配信作品一覧

クラシコ

　サッカーに留まらぬ、歴史的な対立構造を持つレアル・マドリードとFCバルセロナの対戦は「エル・クラシコ」と呼ばれているが、日本にもその名に相応しいライバル関係が存在する。
　AC長野パルセイロと松本山雅FCの信州ダービーだ。
　その歴史的背景と、サポーターたちの熱き闘いの日々を、一年間にわたって記録したドキュメンタリーである。

YFFFアワード2011 最優秀サポーター賞

英題：Clasico on the Edge
監督：樋本淳
出演：安めぐみ（ナレーション）、AC長野パルセイロ、松本山雅FC
2010年/日本/1時間３7分
©クラシコ製作委員会2010

ガンバレとかうるせぇ

　夏の大会をふがいない成績で終えた山王高校サッカー部。キャプテンとマネージャーは選手権予選に向けて決意を新たにするが、チームには冷めた空気が流れる。自分に言い聞かせるかのようにチームを鼓舞しようとする二人だが…。
　若さゆえに上手くいかないもどかしさ、悔しさを正面から描いた意欲作。

ぴあフィルムフェスティバルにて映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)＆観客賞受賞。
YFFFアワード2014 最優秀作品賞

英題：Don’t say that word
監督：佐藤快磨『泣く子はいねが』
出演：堀春菜『空(カラ)の味』『大観覧車』、細川岳『佐々木、イン、マイマイン』
2014年/日本/1時間10分

ヴァトレニ -クロアチアの炎-

　サッカーは人々を結びつけるが、時に社会を分断することもある。
　ユーゴスラビア連邦からの離脱の引き金となったマクシミールスタジアムでの暴動、泥沼の独立戦争、そして初のワールドカップでの国民の期待と歓喜……。
　激動の日々を過ごしたクロアチア代表の監督、選手たちが重い口を開いた。

原題：Vatreni
監督：エドソン・ラミレス
出演：ブラジェヴィッチ、ビリッチ、シュティマッツ、ヤルニ、プロシネチュキ
2018年/メキシコ、クロアチア/1時間27分
© 2018 GEISER MEDIA ALL RIGHT RESERVED

ZG80 -だからアウェイはやめられない-

　分裂前夜のユーゴスラビア。フィチョはディナモ・ザグレブのコアサポ軍団BBBとベオグラードへのアウェイ遠征に。
　待ち受けるレッドスターサポーターの包囲網を突破して、フィチョと BBB は無事にザグレブに帰還できるのか？
　まだまだ“無邪気”な時代のオイタが盛りだくさんのアクションコメディ。

YFFFアワード2020 審査員特別賞

原題：ZG80
監督：イゴール・セレギ
出演：レネ・ビトラヤツ、マティヤ・カチャン、マルコ・ヤンケティッチ
2016年/クロアチア/1時間30分

スタディオン

　長年地元のサポーターに親しまれてきたザ・ルジャンカミ・スタジアム。しかし、ホームクラブが別のスタジアムに引っ越した後はスタンドに木が生えるほどの荒れ放題に。レジェンド選手の引退試合で、かつての賑わいを再現させたいとサポーターが集まって修復工事をスタートさせた。

YFFFアワード2020 ベストサポーター賞

原題：STADION
監督：トマーシュ・ハラバセック
出演：マレク・フィシェル、FCズブロヨフカ・ブルノのサポーター
2018年/チェコ/1時間20分

ワーカーズカップ

　2022年カタールW杯のスタジアム建設現場には160万人にも及ぶ外国人労働者が集まっている。ある者は家族を養うため、ある者はプロサッカー選手になれると騙されて。
　プレハブ小屋の生活環境は劣悪そのもの。会社にパスポートを預けているため逃げ出すことも許されない。
　不満解消のため、労働者チームによる会社対抗トーナメント”Workers Cup”が企画される。何の娯楽もなかった移民たちの生活に笑顔が溢れ始める。国籍や人種の異なるチームで勝利を目指す彼らは果たして優勝を掴みとることが出来るのか…？

サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門出品作品。

原題：The Workers Cup
監督：アダム・ソベル
2017年/イギリス/1時間22分
© The Workers Cup LLC, 2017

セルティックソウル

　中村俊輔の活躍も記憶に新しいセルティックFC。このクラブは世界中に多くのサポーターを抱えていることでも有名でアイルランド系カナダ人俳優ジェイ・バルチェルもその一人。ファン仲間のキャラハンとふたり、祖先のケルト文化に触れつつ、憧れのセルティックバークを目指す。

ガルーダ19

　インドネシア各地から集められたインドネシア・ユース代表”ガルーダ19”。
　恵まれているとは言えない環境での厳しいトレーニングが実り、アセアンユース大会で優勝を飾る。
　次なる目標はアジアカップでの韓国戦。激しい戦いの幕が切って降ろされた！

英題：Garuda19
監督：アンディバティアール・ユスフ
2014年/インドネシア/1時間47分

TESE

「韓国、北朝鮮、日本。故郷はいっぱいあるけど自分にはホームがない・・・」
　多くのファンが代表にと願った大型ＦＷが選んだのは日本でも韓国でもなく北朝鮮だった。複雑な運命を背負いゴールを目指すテセを3年半にわたって密着したドキュメンタリー。貴重な北朝鮮代表チームの密着映像も必見。

YFFFアワード2012 最優秀選手賞

You’ll never walk alone

　第2次世界大戦前、ハンガリーで上演された一編のオペラ。それが、海を越え、時代を経て世界一有名なサッカーソングへと昇華する歴史を追いかけたドキュメンタリー。人々は、この曲にどんな想いを託し、そして何を受け取ってきたのか？
　サポーターとチームを繋ぐ強力なパワーについての物語。

【本件に関するお問い合わせ先】
ヨコハマ・フットボール映画祭実行委員会　福島
TEL 090-9648-5837
info@yfff.org

By サッカーキング編集部

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