プーマジャパンは2日、半世紀に渡り世界のトッププレーヤーの足元を支えてきたプーマを代表するサッカースパイクモデル「KING(キング)」をアップデートした「PUMA KING ULTIMATE(プーマ・キング・アルティメット)」の発売をスタートさせた。今回のモデルは、フライブルクに所属する日本代表MF堂安律や、パリを目指す次世代選手の着用が予定されている。
プーマの「KING」は、ディエゴ・マラドーナやペレなどの伝説的なプレーヤーが着用し、数十年にわたりサッカー界を席巻してきたモデルだ。その進化版となる「PUMA KING ULTIMATE」は、ボールタッチやフィット感、耐久性のテストにおいて、従来の「KING」に採用されていたカンガルーレザーより優れた非動物性の新素材「K-BETTERTM(ケー・ベター)」を採用し、最新のテクノロジーとともに新たに生まれ変わったモデルとなる。
また、アッパーには、20%以上のリサイクル素材が使用され、環境にも配慮。新素材の「K-BETTERTM」は、不織布からなる合成繊維を絡め合わせたような作りにすることで、天然皮革の構造に近いフィット感を生み出し、今までにはない強度も併せ持つことが可能に。
また、従来の「KING」に採用されていたカンガルーレザー同様の柔らかさを持ちながら、保形性やフィット持続力、ボールコントロール性が高いこともこの素材の最大の特徴だ。加えて、アッパー表面に水分を含みにくくする加工を施すことで、試合終盤までスパイクの軽量性を維持できることも特徴となっている。
履き口周りには、「Evo Knit(エボ・ニット)」素材を採用し、より高いフィット感を実現させるためにシュータン構造ではなくソック構造を採用。中足部の甲周りをソック構造でフィットさせることで、横の動きへのサポートを強め、前方向への屈曲時に足とシューズの密着度を上げ、推進力を高めるとのこと。
さらに、アウトソールには全く新しいソールユニットを採用。高反発特殊素材を加えた軽量アウトソールによって、丸形のスタッドはさまざまな方向の動きにグリップ力を発揮し機動性が向上。また、中足部に配置されたシャンクが中足部の捻じれを抑制し、力の分散を抑える効果ももたらしている。
■堂安律選手のコメント
今回の「PUMA KING ULTIMATE」は、カンガルーレザーのようなフィット感、ボールタッチ感がありながら、とにかく軽くて、靴の中でブレない。強度の高いプレーにも90分以上しっかりついてきてくれる、今までのスパイクになかった新しい感覚があります。
個人的に、スパイクはその時のサッカーのトレンドや自分自身が求められるプレーに合わせてチョイスをしてきたので、いま僕が成し遂げていきたいスタイルとしっかりマッチしていると思います。そして、かつてのレジェンドたちが履いてきたスパイクを履いて新しいチャレンジができることにワクワクしています。
これからはスパイクの名前の通り、僕自身が新しいキングになって日本を背負っていきたい。やっぱり僕は自分自身をフィニッシャーだと思っているので、一瞬で雰囲気を変えて、チームに勢いを持たせられる選手になっていきたいです。
By サッカーキング編集部
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