ファーガソンがグアルディオラに「チェルシーのオファーは受けてはならない」とアドバイス

ファーガソンとグアルディオラ

ファーガソンは充電期間中のグアルディオラに助言を送っていた [写真]=Getty Images

 2012-2013シーズンを限りにマンチェスター・ユナイテッドの監督を勇退したアレックス・ファーガソンが、本日2月7日発売の書籍『知られざるペップ・グアルディオラ サッカー界を進化させた若き名将の肖像』の中で、ペップ・グアルディオラの獲得を真剣に検討していたことを明かしている。

 書籍にまえがきを寄せたファーガソンは、現役時代のグアルディオラを獲得するため、2001年の夏に「キャリアの中で違う道を歩んでいく選択肢もある」と直接本人に伝えていたことを告白。「しかし、提案はうまく伝わらなかった」ため、同じ特長を持つフアン・セバスティアン・ベロンを補強したのだという。

 グアルディオラの少年時代からバイエルン加入までを追うこの伝記の中では、バルサの監督を辞めた後のグアルディオラが2012年の9月に、ニューヨークでファーガソンと会食したエピソードも紹介されている。充電期間のグアルディオラに対し、ファーガソンは、「チェルシーのオファーは受けてはならない。あのクラブには何もかもが欠けている。クラブのオーラもなければ、歴史もない。あまつさえ、ビジョンなどないに等しい」という内容のアドバイスを送ったのだという。

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