監督“玉突き人事”のキーマン、エヴァートンのマルティネスとクライフ親子の意外な関係

マルティネス

アヤックス入りが噂されるマルティネス(左)  [写真]=Getty Images

 トッテナムが来シーズンに向け、アヤックスを4連覇に導いたフランク・デ・ブール監督の招聘に動き出したと報じられているが、もしそれが実現した場合、監督の“玉突き人事”が起こるかもしれない。英紙『デイリー・メール』は、デ・ブール監督が引き抜かれた場合、アヤックスの後任監督には現エヴァートンのロベルト・マルティネス監督が就くかもしれないと報じている。

 現実的に、マルティネスとエヴァートンは4年契約の1年目であり、高額な補償金がかかるため引き抜きは難しい。しかし、この話が現実味を持って伝えられている背景には、アヤックスの“ご意見番”であるヨハン・クライフの存在がある。まず、クライフはマルティネスの哲学がアヤックスの理想に近いと考えている。さらに、彼の息子ジョルディとマルティネスは、それぞれマンチェスター・Uとウィガンに在籍していた現役当時、同じ家で暮らしていたという親友同士なのだ。マルティネスはジョルディの結婚式で介添人を務め、彼の息子の名付け親にもなったそうで、その絆は非常に深いという。

 エヴァートンが来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃せば、クライフはアヤックスのCL出場と、オランダリーグ優勝でキャリアに箔がつくことをエサに、マルティネスを口説くだろう。そして、“レジェンド”の誘い文句にマルティネスがなびいたとしても不思議はない。

(記事/Footmedia)

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