ベルギー代表の若き守護神クルトワが継続する驚異の“不敗神話”

クルトワ

ベルギー代表の不敗記録を継続するクルトワ [写真]=Getty Images

 前評判通りの強さを見せ、グループ最終戦となる韓国戦を待たずしてベスト16進出を決めているベルギー代表は、決勝トーナメントでも活躍が期待される国のひとつ。そんなチームの中でカギを握る存在と言われているのが、若き守護神ティボー・クルトワだ。

 ここまで2試合でPKによる1失点のみに抑えていることもそうだが、それ以上に彼が注目されているのは“不敗神話”があるからだ。まだ22歳のクルトワは、2011年11月の代表デビュー以来、これまでベルギー代表として19試合に出場している。そして、その戦績は13勝6分け0敗。まだ一度も負けたことがないのだ。

 また、英紙「デイリー・メール」によると、クルトワは1-0で勝利したグループリーグ第2戦のロシア戦で、クラブ+代表での公式戦通算100回目のクリーンシートを達成した。2009年のプロデビュー以来、出場してきた試合は218試合。実に45.9パーセントのゲームを無失点に抑えている。
同じく早熟の天才GKと言われてきたイケル・カシージャスが22歳だった当時でも、まだクラブ+代表でクリーンシートは73試合だったというから、クルトワがいかに順調な成長を見せているかがわかる。

 22歳にしてベルギーリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ヨーロッパリーグで優勝経験を持ち、チャンピオンズリーグ決勝の舞台にも立っているクルトワ。来シーズンは保有権を持つチェルシーでのプレーが噂されているが、ロンドンに凱旋する前にまず、このワールドカップで、できるだけ“無敗記録”を伸ばしたいところだ。

(記事/Footmedia)

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