ブラジル代表FWとして1994年アメリカ大会で活躍し、現在はブラジル下院議員のロマーリオがブラジルサッカー連盟に牙を剝いた。ブラジルのスポーツメディア「ESPN Brasil」が伝えている。
ブラジル代表が母国であるまじき惨敗を喫したことに触れたロマーリオは、まくし立てるように攻撃的な言葉を並べた。
「腐敗したCBFの首脳、ブラジルスポーツ相アウド・ヘベーロ氏、ならびにジウマ・ルセフ大統領は失敗の責任を共有しなければならない。そして、ドイツ戦に出場した選手の80パーセントは再びセレソンのユニフォームに袖を通すべきではない」
「CBF(ブラジルサッカー連盟)の人間は悪である。本当に国のサッカーを強くしたいという明瞭な意志を持たない者が、各々の利権のために集まっている。少なくとも7人が不正な形で銀行と癒着し、ヒカルド・テイシェイラ会長が収賄するなど、もはやCBFの内部は泥棒だらけだ。マルコ・ポーロ・デウ・ネロ氏が次期会長に内定しているようだが、ヤツにも実権を握らせてはいけない。ここまで続いている悪しき流れを断ち切らなければ、ブラジルサッカー界に明るい未来はない」
CBFをこのように断罪したロマーリオの怒りは収まらない。ブラジルスポーツ相のアウド・ヘベーロ氏にも言及した。
「私は基本的には彼のキャリアを尊重している。だがスポーツ大臣としては無能だ。ドイツ戦の大敗以降彼はまともな対応をとっていない」
さらには国民の批判の対象がフレッジに強く向けられていることについては「彼のプレイが良くなかったのは事実だが、彼だけを批判しても解決にはならない」と持論を展開した。
(記事/Cartao Amarelo)