カカとパトの“元ミランコンビ”の活躍でサンパウロが快勝

パト

2ゴールを挙げたパト(左)とカカの活躍でサンパウロが快勝 [写真]=Getty Images

 10日に行われたブラジル全国選手権の第14節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われた「サンパウロ対ヴィトーリア」は、アレシャンドレ・パトの2ゴールなどでサンパウロが快勝した。

 試合はヴィトーリアが開始直後に決定機を作ったが、FWカイオのシュートは浮いてしまう。逆にサンパウロは16分に相手のクリアミスを拾ったガンソのスルーパスをアレシャンドレ・パトが右足でゴールに流し込んでサンパウロが先制。ゴールを決めたパトは、スタンドの前に設置されてある大きなチームロゴの上に倒れ込んで、ロゴへのキスでゴールの喜びを表現した。

 サンパウロは31分にドウグラスのスルーパスでキーパーと1対1の状況を作ったアラン・カルデッキが冷静にゴールを決めてリードを広げると、38分には右サイドから中央へ走り込んだパトが、オズバルドから受けたボールを左足でゴール右隅に沈めて3-0。ヴィトーリアは前半のアディショナルタイムにカドゥのゴールで1点を返したが、サンパウロは2点のリードを保って後半を迎えた。

 パトとともに今夏にチームに加入したカカもゴールこそ挙げられなかったものの、フル出場を果たしてチームの勝利に貢献。“元ミランコンビ”が躍動したサンパウロは順位を7位から5位へと上げた。

 試合後、サンパウロのムリシ・ハマーリョ監督は記者会見の席でこの試合のMOMに選出されたパトについて次のように賞賛している。

「今日のパトは素晴らしいパフォーマンスだったし、適切な時間帯にゴールを決めてくれた。今日の内容であれば、サポーターも誰一人として文句を言わないだろう」

(文/Cartao Amarelo)

【ブラジル全国選手権 2014 第14節】
サンパウロ 3-1 ヴィトーリア

【得点者】
1-0 16分 アレシャンドレ・パト(サンパウロ)
2-0 31分 アラン・カルデッキ(サンパウロ)
3-0 38分 アレシャンドレ・パト(サンパウロ)
3-1 45分 カドゥ(ヴィトーリア)

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