マンUの故障者続出はファン・ハール監督のハードな練習が原因とも [写真]=Getty Images
今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、とにかくけが人が多い。
現在の故障者リストには、アンヘル・ディ・マリア(ハムストリング)、ダレイ・ブリント(膝)、ルーク・ショー(足首)、練習には復帰したが次節リヴァプール戦には間に合わないフィル・ジョーンズ(すね)など、8人の名前が載っている。そして最新のケガは、前節サウサンプトン戦で途中交代したクリス・スモーリング(そけい部)だ。
英紙『デイリー・メール』によれば、2週間の離脱となったスモーリングは、7月16日にルイス・ファン・ハール体制が始動してから「のべ47人目」の故障者になるという。始動翌日にマイケル・キャリック(足首)が離脱したのを皮切りに、彼らはプレシーズンから常時5人前後の選手を欠くという異常事態の中で戦ってきた。同紙が掲載した47ケースの内訳を見ると、プレミアリーグの試合中が最多で「18件」だが、練習中の負傷も「14件」とかなり多い。そのため、英国メディアでは「ファン・ハールの練習がハードすぎるのではないか」という声が挙がっている。
コンディショニングのエキスパートとして知られるオランダ人コーチのレイモンド・フェルハイエンは、「彼は他のコーチよりも戦術的に優れているが、プランニングやピリオダイゼーションの分野には強くない。つまり、2部練習や筋肉系のケガについてだ」と語っており、いち早くリスクを指摘していた。
また、ファン・ハールは就任後、ヨス・ファンダイクという同胞のフィットネス・エキスパートを招き入れた。そして、その余波でアレックス・ファーガソン時代に活躍したフィットネスコーチ、トニー・ストラドウィックの役割が変更され、トップチームを専門的に見る立場から外れている。その影響を指摘するのは、ファーガソン政権下でアシスタント・マネージャーを務めていたマイク・フィーランだ。
「彼らは異なるやり方で、新しいスタッフを入れた。スポーツサイエンスのトップだったトニーは、毎日ファーストチームと関わり、選手をフィットさせる術を熟知していた。だが、彼はいきなり“異動”になった。それが影響している可能性はある」
この一件に留まらず、今季のユナイテッドはフィジカル系のスタッフが大幅に入れ変わっている。夏には23年間にわたってファーガソンや選手たちから信頼を集めたフィジオのロブ・スワイヤー氏が引退した。また、シーズン途中にはサウサンプトンのフィジオだったマット・ラドクリフを引き抜き、「故障防止のスペシャリスト」に任命するなど試行錯誤が続いている。
年末年始の過密スケジュールを経て、後半戦に入るプレミアリーグ。ユナイテッドがこのままトップ4をキープできるかどうかは、コンディショニングの妙にかかってきそうだ。
(記事/Footmedia)
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