最下位に転落したクロップ監督は現実路線への戦術変更を示唆した [写真]=Getty Images
1月31日に行われたレヴァークーゼンとの一戦でスコアレスドローに終わり最下位転落となったドルトムント。試合後、ユルゲン・クロップ監督は、順位表の最下位に沈み、 降格の危機にある時には、理想とするサッカーを諦めなければならないと語った。
レヴァークーゼン戦で守備的な戦術で勝ち点1を手に入れた指揮官は「残留争いと“シャンパン・サッカー”を同時に語ることはできない」と負けないために実利的な戦いをしたことを認めた。
今までドルトムントは高い位置からのプレッシング、ディフェンスを崩す自由なアプローチで試合を支配してきたが、この試合では現実的で魅力に乏しい展開に終始。レヴァークーゼンのゴール前に単発的にしか迫ることができなかった。
「完璧な内容ではなかったかもしれないが、やるべきことができていた上、最初の一歩としては十分に手応えがある。プレーに安定感があり、攻守の切り替えもしっかりとできていた。パス精度がもう少し高ければ、さらに大きな手応えを感じていたと思う」
最近の5試合で1勝しか挙げていないドルトムントだが、クロップ監督は勝ち点1を獲得できたことに満足感を示した。
「レヴァークーゼン戦の結果は、これでよいと思う。勝ち点を獲得できたことは大きい」