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スペイン紙がアンケート…欧州で最も過小評価されている選手は誰?

2019.03.06

素晴らしい活躍を見せながらも、過小評価されている選手たち [写真]=Getty Images

 先日、かつてチェルシーインテルレアル・マドリード、マンチェスター・Uなどで指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ氏によるコメントが大きな話題となった。

 同氏は『beIN Sports』のテレビ放送にて、3月2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節レアル・マドリードバルセロナの解説を担当。バルセロナが1-0の勝利を飾った後、決勝ゴールを挙げたクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチについて、「世界で最も過小評価されている選手の1人」と絶賛したのだ。

 このコメントを受けて、スペイン紙『マルカ』は読者アンケートを実施。「欧州で最も過小評価されているサッカー選手は誰だと思いますか?」というタイトルで、10選手の名前を挙げた。

 日本時間6日18時時点で最も多くの支持を得たのは、マンチェスター・Cのポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァで得票率は23%だった。その他にも該当するプレーヤーは多数存在するだろうが、あなたならどの選手を選ぶだろうか。

*カッコ内の数字は、日本時間3月6日18時時点の得票率

フェルナンジーニョ (9%)

スター軍団のマンチェスター・Cにおいて、フェルナンジーニョは黒子役として機能している [写真]=Getty Images


生年月日:1985年5月4日
ポジション:MF
国籍:ブラジル
所属クラブ:マンチェスター・C

 豪華な選手層を誇るマンチェスター・Cにおいて、最も替えの利かない選手だろう。ジョゼップ・グアルディオラ監督も「彼が3人いたらチャンピオンになれる」と絶賛。チームの“へそ”となるポジションに立ち、ハイレベルなポゼッションサッカーを支えている。

アンデル・エレーラ (18%)

献身性と“気の利くプレー”でチームを支えているエレーラ [写真]=Getty Images


生年月日:1989年8月14日
ポジション:MF
国籍:スペイン
所属クラブ:マンチェスター・U

 オーレ・グンナー・スールシャール新監督就任以降、最も輝きを放っているのはポール・ポグバだが、“縁の下の力持ち”となっているのがエレーラだ。指揮官も「彼はピッチの至るところをカバーしてくれる」と全幅の信頼を置く。在籍5年目を迎え、今では次期キャプテン候補にも名前が挙がるほどだ。

ルイ・パトリシオ (3%)

加入初年度ながら、パトリシオはウルヴァーハンプトンで印象的な活躍を見せている [写真]=Getty Images


生年月日:1988年2月15日
ポジション:GK
国籍:ポルトガル
所属クラブ:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ

 プレミアリーグ初挑戦となる今季、昇格組のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズで守護神として活躍中。チームで2番目に長い出場時間を誇り、ここまで35失点はリーグで5番目に少ない。スポットライトを浴びる機会はほとんどないが、ポルトガル代表としてユーロ2016優勝を経験するなど、欧州を代表するGKの一人だ。

■ベルナルド・シルヴァ (23%)

指揮官からも手放しで称賛されるほどのプレーを見せているベルナルド・シルヴァ [写真]=Getty Images


生年月日:1994年8月10日
ポジション:MF
国籍:ポルトガル
所属クラブ:マンチェスター・C

「過小評価されている選手」の枠には当てはまらないかもしれないが、まだまだ褒めたりないプレーヤーの一人かもしれない。マンチェスター・Cで2年目を迎えた今季は、MVP級のパフォーマンスを披露。グアルディオラ監督も「今のチームは彼と残りの10人で成り立っている」と最大級の賛辞を送っている。

アンドリュー・ロバートソン (5%)

何度も激しいアップダウンを繰り返すことができる点は、ロバートソンの大きな強みだ [写真]=Getty Images


生年月日:1994年3月11日
ポジション:DF
国籍:スコットランド
所属クラブ:リヴァプール

 24歳にしてスコットランド代表のキャプテンを務め、抜群の機動力と多彩な左足のキックで、今や“プレミアNo.1の左サイドバック”との呼び声が高い。モウリーニョ氏も、マンチェスター・Uの監督としてリヴァプールと対戦した昨年12月の試合後に「彼を見ているだけで疲れる」と、その走力を称えていた。

カリドゥ・クリバリ (10%)

列強クラブから引く手あまたのクリバリ [写真]=Getty Images


生年月日:1991年6月20日
ポジション:DF
国籍:セネガル
所属クラブ:ナポリ

 強さ、速さ、巧さの三拍子を兼ね備えた左利きのセンターバックで、セットプレーでは貴重な得点源にもなっている。在籍5年目を迎えたナポリでは、不動のDFリーダーとして活躍。しかし、ビッグクラブからの引き抜きのうわさは絶えず、今夏の移籍市場では争奪戦が展開されることになりそうだ。

ファビーニョ (5%)

複数ポジションをこなせるポリバレント性は、ファビーニョの大きな魅力だ [写真]=Getty Images


生年月日:1993年10月23日
ポジション:MF
国籍:ブラジル
所属クラブ:リヴァプール

 モナコからリヴァプールに移籍した今季、序盤戦は出番に恵まれなかったが、昨年12月以降は公式戦17試合連続でピッチに立っている。さらに本職のボランチだけでなく、センターバックとしても圧巻のパフォーマンスを披露。プレミアリーグで先発した15試合は負け知らずと、チームの“ラッキーボーイ”的存在になっている。

セサル・アスピリクエタ (14%)

指揮官が代わろうとも、アスピリクエタは常にポジションを勝ち取ってきた [写真]=Getty Images


生年月日:1989年8月28日
ポジション:DF
国籍:スペイン
所属クラブ:チェルシー

 今季はガリー・ケーヒルに代わる実質的なキャプテンを務め、プレミアリーグでは全試合にフル出場中。さらに高精度のクロスでチーム2位タイとなる4アシストを記録するなど、攻撃面でもチームに貢献している。驚くようなプレーを見せるわけではないが、どの指揮官にも重宝される選手だ。

サミール・ハンダノヴィッチ (3%)

長きにわたってインテルのゴールマウスを守るハンダノヴィッチ [写真]=Getty Images


生年月日:1984年7月14日
ポジション:GK
国籍:スロヴェニア
所属クラブ:インテル

 欧州5大リーグにおいて、ここ5年間(2014年1月1日~2019年1月28日)のリーグ戦出場時間が最も多い選手であり、昨年4月には外国籍選手史上5人目となるセリエA400試合出場を達成した。今年2月からはマウロ・イカルディに代わってキャプテンも務めるなど、インテルを象徴するプレーヤーである。

アクセル・ヴィツェル (10%)

初挑戦となる欧州5大リーグで、ヴィツェルはしっかりとその実力を示している [写真]=Getty Images


生年月日:1989年1月12日
ポジション:MF
国籍:ベルギー
所属クラブ:ドルトムント

 ドルトムント加入1年目ながら、不動のアンカーとして前半戦の快進撃に貢献。これまでベルギー、ポルトガル、ロシア、中国でプレーしてきたため、欧州5大リーグは今季が初挑戦となるが、代表通算100試合以上に出場してきたことを考えると、30歳にしてようやく実力相応のリーグにやってきたと言える。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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