ベルギー代表で長年活躍を続ける選手たち [写真]=Getty Images
新型コロナウイルスの影響でEURO2020の開催が1年延期され、2021年の6月11日から7月11日にかけて開催されることが決定したことで、ベテラン選手たちのキャリアに影響が出る可能性が指摘されている。17日に、オランダメディア『デイリー・テレグラフ』が報じている。
今回の報道でフォーカスされているのは、EURO2020に出場するベルギー代表のベテラン選手たちだ。1年の重みが増している30歳を超えた選手たちにとっては、新型コロナウイルスによる大会開催延期がキャリアを大きく左右するかもしれない。
■ヤン・フェルトンゲン(トッテナム)
◎2021年夏の年齢:34歳
フェルトンゲンは、昨シーズンにトッテナムで重要な役割を演じた。だが、今シーズンのプレミアリーグでは19試合と出場機会が伸び悩んでおり、クラブ退団の噂も後を絶たない。『デイリー・テレグラフ』は、これまで以上に時間そのものがフェルトンゲンに不利にはたらく可能性を示唆している。EURO2020の後ろ倒しが、フェルトンゲンの代表キャリアの終焉につながってもおかしくない。
■トーマス・フェルマーレン(ヴィッセル神戸)
◎2021年夏の年齢:35歳
2019年7月にヴィッセル神戸へと加入し、Jリーグの舞台に足を踏み入れた。だが、アーセナルやバルセロナで活躍したフェルマーレンも、来年のEURO2020開幕時には35歳を迎える。1年のタイムラグは、フェルマーレンにとって足枷となる可能性が高い。
■トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)
◎2021年夏の年齢:32歳
今回、『デイリー・テレグラフ』が取り上げた選手のなかでは、最もEURO2020開催延期の影響を受けないと見られている選手だ。来年のEURO2020開幕時には32歳だが、招集のネックになるほどの高齢ではない。
■ヴァンサン・コンパニ(アンデルレヒト)
◎2021年夏の年齢:35歳
昨シーズンをもってマンチェスター・Cを退団したコンパニは、今シーズンに選手兼任監督として3年契約でアンデルレヒトに復帰。2006年以来の古巣帰還を果たした。最後にベルギー代表でプレーしたのは、2019年6月11日に行われたEURO2020予選第4節のスコットランド戦。以前には代表引退を検討する旨のコメントを発していたコンパニだけに、EURO2020開催延期を機に代表と完全に別れを告げるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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