各国リーグの今季全日程消化に楽観論を示した、UEFAのチェフェリン会長 [写真]=Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、スペインやイタリアなど新型コロナウイルス感染拡大の被害が大きい国のリーグ戦について、今シーズンの全日程消化に楽観的な見方を示した模様だ。6日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が報じている。
パンデミック状態が続いているヨーロッパ各国のなかでも、特にスペインやイタリアでは感染者数・死亡者数が多くなっている。現状では、今シーズンを消化するための日数がどんどん少なくなっているが、チェフェリン会長はリーグ戦の全日程消化は可能だと語った。
「私は、スペインやイタリアでリーグ戦を無事終えられると見ている。ある程度楽観的に考えているんだ」
「もちろん、すべてが各国の衛生状況に依存すること、誰も危険に晒されないことが前提条件だ。仮にリーグ戦を再開できないとなった場合には優勝チームをどう決定するかという問題が出てくるが、優先事項は今シーズンを完了させる方法を見つけることだよ」
「イングランドでは、首位のリヴァプールが2位のマンチェスター・Cに勝ち点25もの差をつけている。リーグ戦再開が困難となった時には何らかの方法で優勝チームを決定しなければならないが、そうなった場合はリヴァプール優勝以外のシナリオは見当たないだろう」
楽観論を語ったチェフェリン会長だが、新型コロナウイルスをめぐる世界情勢は日増しに悪化の一途を辿っている。
By サッカーキング編集部
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