去就が注目される、フリートランスファーの選手たち [写真]=Getty Images
元イングランド代表MFジャック・ウィルシャー(→ボーンマス)、元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ(→ミラン)、元ドイツ代表MFマックス・マイヤー(→ケルン)、そして元日本代表MF香川真司(→PAOK)。今冬の移籍市場では、無所属だった選手の移籍先が続々と発表されている。
そこで今回は、去就が注目されるフリートランスファーの選手を10名ピックアップ。次に契約を勝ち取るのは誰になるだろうか。
※情報は1月27日時点のもの
※カッコ内は(国籍/ポジション/年齢)
▼ジエゴ・コスタ
(スペイン&ブラジル/FW/32歳)
「プライベートな事情」により、アトレティコ・マドリードとの契約を解除してから1カ月。母国ブラジルへの復帰説もあったが、本人は欧州でのプレーを希望しているようだ。ただ移籍先候補として、ウルヴァーハンプトン、アーセナル、ユヴェントス、ローマなどの名前が挙がったものの、いずれも噂の域を出ない。元イングランド代表のマイカ・リチャーズ氏は「マンチェスター・Cにタイトルをもたらしてくれる」と話し、古巣にD・コスタの獲得を進めているが、電撃移籍となるだろうか。
▼フッキ
(ブラジル/FW/34歳)
昨年限りで上海上港を退団した直後は、冬の移籍市場の注目銘柄として大きな注目を集めた。しかし、イギリスのEU離脱に伴って、外国人選手の登録条件が厳しくなったプレミアリーグへの移籍はほぼ消滅。ブラジルメディア『UOL』は、ここにきてフラメンゴが交渉に乗り出したと報じている。15年以上プレーしていない母国へ帰還することになるのか、要注目だ。
▼ステファン・エル・シャーラウィ
(イタリア/FW/28歳)
中国の環境に馴染めず、上海上港との契約を途中で解除したエル・シャーラウィ。古巣ローマへの復帰が決定的となっているが、思わぬアクシデントに見舞われているようだ。PCR検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、メディカルチェックを受けられない状況が続けているという。冬の移籍期間終了後でも契約を結ぶことは可能だが、本人も関係者も予想外の出来事だったに違いない。
▼ネヴェン・スボティッチ
(セルビア/DF/32歳)
いま密かに注目を集めているのが、スボティッチだ。22日にデニズリスポル(トルコ1部)との契約解消が発表されたばかり。次の移籍先を探しているところだが、センターバックに離脱者が相次いでいるリヴァプールのファンの一部から補強を望む声が上がっているという。ユルゲン・クロップ監督は今冬の補強に消極的な姿勢を示しているが、マインツとドルトムントの両クラブで指導した元教え子がフリーなら、契約に動く可能性もゼロではないか。
▼サミル・ナスリ
(フランス/MF/33歳)
アーセナルやマンCで活躍してきたテクニシャンも、現在フリーの名手。昨シーズンはマンC時代の同僚だった元ベルギー代表のヴァンサン・コンパニ氏が率いるアンデルレヒトでプレーしたが、新型コロナウイルスによるリーグ中断もあり、8試合の出場にとどまった。真偽のほどは定かではないが、ミランが交渉に臨んでいるとの報道も。マンジュキッチに次ぐ、フリー選手の獲得となるのだろうか。
▼アーメド・ムサ
(ナイジェリア/FW/28歳)
VVVフェンロでは、日本代表DF吉田麻也と元U-20日本代表のカレン・ロバート氏、CSKAモスクワでは元日本代表MF本田圭佑、レスターでは日本代表FW岡崎慎司とチームメイトだったムサ。昨年10月にサウジアラビアのアル・ナスルとの契約解除が発表されて以降、無所属の状態が続いていたが、ウェスト・ブロムウィッチへの移籍が近づいているという。サム・アラダイス監督もムサの獲得に関心を持っていることを認めている。
▼ダニエル・スタリッジ
(イングランド/FW/31歳)
賭博関与の疑いで4カ月の活動禁止処分を受け、昨年3月にトラブゾンスポルとの契約を解消したスタリッジ。今季開幕前にはセリエAに昇格し、元イタリア代表のフィリッポ・インザーギ氏が率いるベネヴェントへの移籍話が浮上。さらにメジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブへ加入する可能性も報じられた。「シェフィールド・Uがスタリッジを獲得してみたらどうだろう」と、元イングランド代表のダレン・ベント氏が昨年末のラジオ番組で話していたが、その後、音沙汰はない。
▼アレシャンドレ・パト
(ブラジル/FW/31歳)
17歳でミランに加入したものの、度重なる負傷に見舞われた元神童パト。2019年3月に母国復帰を果たし、サンパウロでプレーしていたが、昨年8月に契約解除が決まった。本人は欧州復帰を目指して複数クラブに売り込みをかけている模様で、『フランス・フットボール』誌はトルコ行きの可能性があると伝えている。
▼ラミレス
(ブラジル/MF/33歳)
チェルシーなどで活躍したラミレスは、昨年11月にパルメイラスとの契約を解消。その後、日本のクラブからオファーが届いたと海外メディアで報じられたが、Jリーグ入りの可能性はほぼ無くなったようだ。現役引退の意思を固めたという噂もあるなか、どんな決断を下すのか注目される。
▼アレックス・テイシェイラ
(ブラジル/FW/31歳)
2016年にウクライナのシャフタールから江蘇蘇寧へ移籍。昨年末まで5年間にわたってプレーし、昨シーズンは中国スーパーリーグの王者に輝いた。しかし、契約満了に伴い退団すると、次のチームが決まらない状態が続いている。最新の報道では、アストン・ヴィラ、ベンフィカ、そして古巣のシャフタールが獲得に関心を持っているようだが、欧州復帰は実現するだろうか。
(記事/Footmedia)
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