スイス検察から起訴された、FIFA前会長のブラッター氏(左)と元副会長のプラティニ氏(右) [写真]=Getty Images
スイス検察は2日、国際サッカー連盟(FIFA)前会長のゼップ・ブラッター氏と元副会長のミシェル・プラティニ氏を起訴した。2日に、イギリスメディア『BBC』が報じている。
ブラッター氏は、2011年にプラティニ氏へと200万スイスフラン(約2億5,000万円)の違法な送金を手配した疑いがもたれている。スイス検察は、この送金が「FIFAの資産を傷つけ、プラティニ氏を不法に豊かにした」とみている。
この問題は、2015年に発覚。当時、FIFA倫理委員会がブラッター氏とプラティニ氏に対して国内外におけるサッカーに関わる活動を8年間禁止する処分を下していた。
現在、ブラッター氏とプラティニ氏はスイス南部のベッリンツォーナにある裁判所で裁判にかけられている模様。仮に有罪判決を受けた場合、両氏は数年間の懲役または罰金を科せられる可能性がある。
85歳のブラッター氏は、1998年から2015年までFIFA第8代会長を務めた。第7代会長だったジョアン・アヴェランジェ氏と同様に、様々なFIFAトーナメントにおける参加チームの拡大を目指した。66歳のプラティニ氏は、現役時代にフランス代表のエースとして活躍。1984年のUEFA欧州選手権では、フランス代表に初の国際タイトルをもたらした。また、その圧倒的な存在感から“将軍”の愛称でも親しまれていた。
By サッカーキング編集部
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