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36歳メッシ、史上最多更新8度目のバロンドール受賞! 昨年は悲願のワールドカップ制覇

2023.10.31

自身8度目のバロンドール受賞を果たしたメッシ [写真]=Getty Images

 フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は30日、2023年のバロンドールを発表。インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが自身8度目の栄冠に輝いた。

 1987年6月24日生まれで現在36歳のメッシは、バルセロナの中心選手として長く活躍した後、2021年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)に完全移籍加入。在籍2年目の昨シーズンは、リーグ・アンで32試合出場16ゴール16アシストという成績を残し、連覇達成に大きく貢献した。また、チャンピオンズリーグ(CL)でも7試合の出場で4ゴール4アシストを記録。チームはベスト16敗退に終わったものの、攻撃の中心として存在感を放った。

 また、昨年冬に開催されたFIFAワールドカップカタール2022では、アルゼンチン代表のキャプテンとして全7試合にフル出場。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)以降はいずれの試合でもネットを揺らし、フランス代表との決勝戦では2ゴールをマークするなど、36年ぶり3度目の優勝に大きく貢献した。通算7ゴール3アシストを記録した活躍が高く評価され、同大会の最優秀選手(MVP)にも選出されている。

 メッシにとっては今回は2009年、2010年、2011年、2012年、2015年、2018年、2021年に続く通算8度目のバロンドール受賞。自身が持っていた最多記録を36歳にして更新する形となった。なお、候補者30名の順位も発表され、2位にはマンチェスター・シティ所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、3位にはPSG所属のフランス代表FWキリアン・エンバペが入っている。

 “世界一”の選手に贈られるバロンドールは1956年に創設され、2010年にはFIFAとのパートナーシップにより、名称を“FIFAバロンドール”と改めた。しかし、契約満了に伴い2016年から『フランス・フットボール』主催のバロンドールが復活。昨年は当時レアル・マドリードに所属していた元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)が34歳にして初受賞を果たしていた。

2022年のバロンドール順位は以下の通り。

2023年バロンドール順位

※カッコ内は(国籍/所属クラブ)

1位 リオネル・メッシ(アルゼンチン/パリ・サンジェルマン→インテル・マイアミ)
2位 アーリング・ハーランド(ノルウェー/マンチェスター・シティ)
3位 キリアン・エンバペ(フランス/パリ・サンジェルマン)
4位 ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ)
5位 ロドリ(スペイン/マンチェスター・シティ)
6位 ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリード)
7位 フリアン・アルバレス(アルゼンチン/マンチェスター・シティ)
8位 ヴィクター・オシムヘン(ナイジェリア/ナポリ)
9位 ベルナルド・シルヴァ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)
10位 ルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリード)
11位 モハメド・サラー(エジプト/リヴァプール)
12位 ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド/バルセロナ)
13位 ヤシヌ・ブヌ(モロッコ/セビージャ)
14位 イルカイ・ギュンドアン(ドイツ/マンチェスター・シティ→バルセロナ)
15位 エミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン/アストン・ヴィラ)
16位 カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリード→アル・イテハド)
17位 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(ジョージア/ナポリ)
18位 ジュード・ベリンガム(イングランド/ドルトムント→レアル・マドリード)
19位 ハリー・ケイン(イングランド/トッテナム→バイエルン)
20位 ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン/インテル)
21位 アントワーヌ・グリーズマン(フランス/アトレティコ・マドリード)
22位 キム・ミンジェ(韓国/ナポリ→バイエルン)
23位 アンドレ・オナナ(カメルーン/インテル→マンチェスター・ユナイテッド)
24位 ブカヨ・サカ(イングランド/アーセナル)
25位 ヨシュコ・グヴァルディオール(クロアチア/ライプツィヒ→マンチェスター・シティ)
26位 ジャマル・ムシアラ(ドイツ/バイエルン)
27位 ニコロ・バレッラ(イタリア/インテル)
28位 ランダル・コロ・ムアニ(フランス/フランクフルト→パリ・サンジェルマン)
28位 マルティン・ウーデゴーア(ノルウェー/アーセナル)
30位 ルベン・ディアス(ポルトガル/マンチェスター・シティ)

バロンドール歴代受賞者

※カッコ内は(国籍/当時の所属クラブ)

2023年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/インテル・マイアミ)
2022年 カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリード)
2021年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/パリ・サンジェルマン)
2020年 中止
2019年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2018年 ルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリード)
2017年 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/レアル・マドリード)
2016年 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/レアル・マドリード)
2015年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2014年 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/レアル・マドリード)
2013年 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/レアル・マドリード)
2012年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2011年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2010年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2009年 リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)
2008年 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/マンチェスター・U)
2007年 カカ(ブラジル/ミラン)
2006年 ファビオ・カンナヴァーロ(イタリア/ユヴェントス)
2005年 ロナウジーニョ(ブラジル/バルセロナ)
2004年 アンドリー・シェフチェンコ(ウクライナ/ミラン)
2003年 パヴェル・ネドヴェド(チェコ/ユヴェントス)
2002年 ロナウド(ブラジル/レアル・マドリード)
2001年 マイケル・オーウェン(イングランド/リヴァプール)
2000年 ルイス・フィーゴ(ポルトガル/レアル・マドリード)
1999年 リヴァウド(ブラジル/バルセロナ)
1998年 ジネディーヌ・ジダン(フランス/ユヴェントス)
1997年 ロナウド(ブラジル/インテル)
1996年 マティアス・ザマー(ドイツ/ドルトムント)
1995年 ジョージ・ウェア(リベリア/ミラン)
1994年 フリスト・ストイチコフ(ブルガリア/バルセロナ)
1993年 ロベルト・バッジョ(イタリア/ユヴェントス)
1992年 マルコ・ファン・バステン(オランダ/ミラン)
1991年 ジャン・ピエール・パパン(フランス/マルセイユ)
1990年 ローター・マテウス(ドイツ/インテル)
1989年 マルコ・ファン・バステン(オランダ/ミラン)
1988年 マルコ・ファン・バステン(オランダ/ミラン)
1987年 ルート・フリット(オランダ/ミラン)
1986年 イゴーリ・ベラノフ(ソ連/ディナモ・キエフ)
1985年 ミシェル・プラティニ(フランス/ユヴェントス)
1984年 ミシェル・プラティニ(フランス/ユヴェントス)
1983年 ミシェル・プラティニ(フランス/ユヴェントス)
1982年 パオロ・ロッシ(イタリア/ユヴェントス)
1981年 カール・ハインツ・ルンメニゲ(西ドイツ/バイエルン)
1980年 カール・ハインツ・ルンメニゲ(西ドイツ/バイエルン)
1979年 ケヴィン・キーガン(イングランド/ハンブルガーSV)
1978年 ケヴィン・キーガン(イングランド/ハンブルガーSV)
1977年 アラン・シモンセン(デンマーク/ボルシアMG)
1976年 フランツ・ベッケンバウアー(西ドイツ/バイエルン)
1975年 オレグ・ブロヒン(ソ連/ディナモ・モスクワ)
1974年 ヨハン・クライフ(オランダ/アヤックス)
1973年 ヨハン・クライフ(オランダ/アヤックス)
1972年 フランツ・ベッケンバウアー(西ドイツ/バイエルン)
1971年 ヨハン・クライフ(オランダ/アヤックス)
1970年 ゲルト・ミュラー(西ドイツ/バイエルン)
1969年 ジャンニ・リヴェラ(イタリア/ミラン)
1968年 ジョージ・ベスト(北アイルランド/マンチェスター・U-)
1967年 アルベルト・フローリアン(ハンガリー/フェレンツヴァーロシュ)
1966年 ボビー・チャールトン(イングランド/マンチェスター・U)
1965年 エウゼビオ(ポルトガル/ベンフィカ)
1964年 デニス・ロー(スコットランド/マンチェスター・U)
1963年 レフ・ヤシン(ソ連/ディナモ・モスクワ)
1962年 ヨゼフ・マソプスト(チェコスロバキア/ドゥクラ・プラハ)
1961年 オマール・シヴォリ(イタリア/ユヴェントス)
1960年 ルイス・スアレス(スペイン/バルセロナ)
1959年 アルフレッド・ディ・ステファノ(スペイン/レアル・マドリード)
1958年 レイモン・コパ(フランス/レアル・マドリード)
1957年 アルフレッド・ディ・ステファノ(スペイン/レアル・マドリード)
1956年 スタンリー・マシューズ(イングランド/ブラックプール)
※2010年度から2015年度まではFIFA年間最優秀選手とバロンドールが統合されて「FIFAバロンドール」。バロンドールは94年度まではヨーロッパ国籍対象。95年度から欧州クラブ所属選手が、2007年から全世界の選手が対象に。

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By サッカーキング編集部

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