E・マルティネスが最優秀GKに! [写真]=Getty Images
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は30日、ヤシン・トロフィーの受賞者を発表し、アストン・ヴィラに所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが選出された。
ヤシン・トロフィーは2019年に創設された年間最優秀GKに贈られる賞。GKとして初めてバロンドールに輝いた元ソ連代表の故レフ・ヤシン氏にちなんだ名称となっている。初年度はブラジル代表GKアリソン(リヴァプール)、翌年はイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)、2022年はベルギー代表GKティボー・クルトワ(レアル・マドリード)が選出された。(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)
1992年9月2日生まれで現在31歳のE・マルティネスは、2010年7月にアーセナルの下部組織に加入し、2012年夏にトップチーム昇格。その後は複数回のレンタル移籍を経験し、2020年9月にはアストン・ヴィラに完全移籍で加入した。在籍3年目の昨シーズンはプレミアリーグ36試合に出場し、合計13回のクリーンシート(無失点試合)を達成。チームの上位進出とヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得に大きく貢献した。
また、昨年冬に開催されたFIFAワールドカップカタール2022では、アルゼンチン代表の守護神として全7試合にフル出場。フランス代表との決勝戦では、延長後半終了間際のピンチをスーパーセーブで凌ぎ、PK戦では2人目のキックをストップするなど、36年ぶり3度目の優勝の原動力となった。
なお、E・マルティネスに次ぐ2位にはマンチェスター・シティの3冠達成に貢献したブラジル代表GKエデルソンが、3位にはFIFAワールドカップカタール2022でモロッコ代表の躍進を支えたヤシヌ・ブヌ(セビージャ→アル・ヒラル)が入っている。
2023年のヤシン・トロフィーの最終順位は以下の通り。
2023年ヤシン・トロフィー順位
※カッコ内は(国籍/所属クラブ)
1位 エミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン/アストン・ヴィラ)
2位 エデルソン(ブラジル/マンチェスター・シティ)
3位 ヤシヌ・ブヌ(モロッコ/セビージャ→アル・ヒラル)
4位 ティボー・クルトワ(ベルギー/レアル・マドリード)
5位 マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(ドイツ/バルセロナ)
6位 アンドレ・オナナ(カメルーン/インテル→マンチェスター・ユナイテッド)
7位 ドミニク・リヴァコヴィッチ(クロアチア/ディナモ・ザグレブ→フェネルバフチェ)
8位 アーロン・ラムズデール(イングランド/アーセナル)
9位 マイク・メニャン(フランス/ミラン)
10位 ブライス・サンバ(フランス/RCランス)
By サッカーキング編集部
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