ヘディングで3ゴールを決めたフェライニ [写真]=Getty Images
山東魯能に所属するベルギー代表MFマルアン・フェライニが、26日に行われた今シーズンの中国スーパーリーグ(CSL)初戦でハットトリックを決めて勝利の立役者となった。
2月に開幕する予定だった2020シーズンのCSLは新型コロナウイルスの影響で延期となっていたが、5カ月遅れの7月25日に開幕を迎えた。今シーズンは、CSLに所属する16チームを8チームずつの2グループに分けて、蘇州と大連の2都市でレギュラーシーズンを開催。各都市のグループ上位4チームが優勝を決めるチャンピオンシップ・ステージに進出し、各都市の下位4チームは降格ステージで残留を争う。
大連グループの山東魯能は、26日に行われた中国スーパーリーグ第1節で大連人職業と対戦。58分にサロモン・ロンドンのヘディングシュートで大連人職業に先制を許したが、79分にフェライニが右サイドからのクロスを頭で叩き込んで同点ゴールを奪う。
すると83分には右CKでフェライニがヘディングシュートを沈めて逆転。そして86分にも再び右CKからフェライニが頭で合わせてゴールネットを揺らしてハットトリックを達成した。
フェライニは3月20日に中国スーパーリーグ所属選手では初となる新型コロナウイルスの感染が確認されて、治療のためにクラブの本拠地である済南市の病院に入院。4月14日になって無事退院したことを報告していた。感染症克服から約3カ月後の今シーズン初戦で得意のヘディングだけでハットトリックを決める圧巻の活躍を見せた。
なお、山東魯能は後半アディショナルタイムにマルクス・ダニエルソンの得点で大連人職業に1点を返されたが、このまま3-2で勝利。フェライニの活躍で白星スタートを飾った。
By サッカーキング編集部
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