BGパトゥム・ユナイテッドは9勝2分けの勝ち点29で首位を守った [写真]=Getty Images
10月30日から11月1日にかけてタイリーグ1第11節が行われた。
今節は開幕から10戦無敗で首位に立っているBGパトゥム・ユナイテッドと、勝ち点6差で暫定2位の昨シーズン王者チェンライ・ユナイテッドが激突した。チェンライ・ユナイテッドを率いるのは日本人の滝雅美監督で、BGパトゥム・ユナイテッドには今シーズン途中に加入した元セレッソ大阪のMF丸岡満が所属している。
丸岡はデビュー2戦目となった9月27日の第7節バンコク・ユナイテッド戦で負傷交代して以降、ピッチから遠ざかっていたが、この日は久々のベンチ入り。35分に2トップの一角に入っていたMFトッティが負傷したことで4試合ぶりに出場し、何度か得点機を演出して復調ぶりを見せた。
試合は一進一退の攻防を見せながらスコアレスで進み、76分にアウェイのBGパトゥム・ユナイテッドがコーナーキックから決勝点を挙げて1-0で勝利した。ビッグマッチを制したBGパトゥム・ユナイテッドは開幕からの無敗を11試合とし、9勝2分けの勝ち点29で首位を守った。
細貝萌が所属するバンコク・ユナイテッドは、ホームで暫定4位のポートFCと対戦した。細貝はフル出場したが、チームは87分に失点して0-1で敗戦。バンコク・ユナイテッドは開幕4連勝で一時は首位に立っていたが、ここ6試合は1分け5敗と苦しい状況で9位まで順位を落としている。一方、勝ったポートFCは1試合消化が少ない状況で首位と勝ち点7差の2位に浮上した。
また、石井正忠監督率いるサムットプラカーン・シティは、ホームでスコータイFCに3-2で勝利。4試合ぶりの勝利で3勝4分け4敗とし、順位を一つ上げて11位となった。試合後、石井監督は「相手は非常に組織的で、カウンターサッカーをしてくるチームだったので、そこだけはやらせないように狙いをもってやった。苦しい試合になったが、こういう試合を勝ててよかった」と語った。
文=本多辰成