先月からBGパトゥム・ユナイテッド移籍の可能性が報じられているティーラシン(左) [写真]=Getty Images
清水エスパルスのタイ代表FWティーラシン・デーンダーが今季終了後、タイリーグ1部のBGパトゥム・ユナイテッドに移籍することが確実な状況のようだ。タイの複数メディアが報じている。
現地メディアによれば、元タイ代表のスター選手でBGパトゥム・ユナイテッドのダイレクターを務めているスラチャイ・ジャトゥラパッタラポン氏がティーラシンの獲得を認めたという。タイのメディアでは先月からティーラシンのBGパトゥム・ユナイテッド移籍の可能性が報じられていたが、移籍へ向けて話が進んでいることは間違いないようだ。
BGパトゥム・ユナイテッドは昨季にバンコク・グラスからチーム名を変更したクラブで、セレッソ大阪とクラブ間提携を結んでいる。日本との人的な交流も活発で、今季は元セレッソ大阪のMF丸岡満、昨季大分トリニータでプレーしたMFティティパン、2018年にセレッソ大阪U-23でプレーしたMFチャウワットと、Jリーグでのプレー経験がある選手も複数所属している。
今季のBGパトゥム・ユナイテッドは2部からの復帰シーズンだが、リーグ屈指の戦力を有して開幕から9勝2分けと無敗で首位に立っている。ティーラシンの獲得が実現すれば、初のリーグ制覇へ向けて勢いがさらに加速しそうだ。
文=本多辰成