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蔚山現代が8年ぶり2度目のACL制覇!…VAR判定によるPKで2得点

2020.12.19

ACL決勝でペルセポリスと蔚山現代が対戦した [写真]=Getty Images

 19日、AFCチャンピオンズリーグACL)の決勝戦が行われ、ペルセポリス(イラン)と蔚山現代(韓国)が対戦した。

 9月から10月上旬にかけて集中開催された西地区の戦いを勝ち上がったペルセポリスにとっては、2年前の決勝で鹿島アントラーズに敗れた雪辱を期す一戦。対する蔚山現代は、準決勝のヴィッセル神戸戦から中5日で、2012年大会以来2度目のACL制覇を目指した。

 先に決定機を迎えたのは蔚山現代だった。9分、ワンタッチパスでゴール前に侵入したシン・ジンホのシュートは右ポストを直撃し、惜しくもゴールならず。18分には右サイドからのクロスにジュニオール・ネグランが頭で合わせるも、シュートは枠の上へ外れた。

 蔚山現代が好機をモノにできずにいると、ペルセポリスがワンチャンスを仕留めた。45分、敵陣でボールを奪って素早くカウンターに持ち込み、アブディガーラがペナルティエリア内右寄りからシュート。これがゴール左隅に決まり、ペルセポリスが先制した。

 しかし、ペルセポリスのリードは束の間だった。45分、ペナルティエリア内で蔚山現代のユン・ビッカラムとペルセポリスのDFに接触があり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により蔚山現代にPKが与えられる。ネグランのキックはペルセポリスのGKが一度はセーブしたものの、こぼれ球をネグランが自ら蹴り込み、1-1の同点でハーフタイムを迎えた。

 後半に入り、またしてもVARが得点に関与した。54分、ペルセポリスの選手が自陣ペナルティエリア内でハンドを犯してしまい、VAR判定によって蔚山現代に再びPKのチャンスが訪れる。ネグランのキックはGKの逆をつき、豪快にネットを揺らして蔚山現代が逆転に成功した。

 その後はペルセポリスが猛攻を仕掛けたものの、耐え凌いだ蔚山現代が2-1で勝利。来年2月に開催されるFIFAクラブワールドカップへの出場権を獲得した。

【スコア】
ペルセポリス 1-2 蔚山現代

【得点者】
1-0 45分 アブディガーラ(ペルセポリス
1-1 45+4分 ジュニオール・ネグラン(蔚山現代)
1-2 55分 ジュニオール・ネグラン(蔚山現代)

By サッカーキング編集部

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