BGパトゥム・ユナイテッドに移籍したティーラシン [写真]=Getty Images
新型コロナウイルス感染拡大の影響で再び中断されていたタイリーグが全試合無観客で再開し、タイリーグ1第17節の8試合が行われた。
開幕から無敗で首位に立つBGパトゥム・ユナイテッドは、アウェイでポリス・テロFCと対戦。清水エスパルスからBGパトゥム・ユナイテッドに移籍したタイ代表FWティーラシン・デーンダーがスタメンで出場すると、16分に同じく新加入のブラジル人FWジオゴ・ルイス・サントのクロスに合わせて先制のゴール。BGパトゥム・ユナイテッドは後半にも1点を加え、8連勝で開幕からの無敗をキープした。また、BGパトゥム・ユナイテッドに所属する丸岡満はベンチスタートで、88分からの途中出場だった。
今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ本戦にも出場するBGパトゥム・ユナイテッドは、現在、15勝2分けという圧倒的な戦績で首位に立っている。リーグ中断中にはティーラシンとジオゴというともにリーグ通算100ゴールを誇る強力な2人のFWを補強し、リーグ初制覇へ向けて盤石のチーム状況といえる。
石井正忠監督が率いるサムットプラカーン・シティは、アウェイでMF細貝萌が所属するバンコク・ユナイテッドと対戦。試合は2019年にFC東京U-23でプレーしたタイ代表FWナッタウットが1ゴール、1アシストの活躍を見せてバンコク・ユナイテッドが3―0と快勝した。サムットプラカーン・シティはリーグ戦中断前には4連勝と好調で順位を6位まで上げていたが、連勝ストップで7位に順位を一つ下げた。
タイリーグはここから週2節のペースで行われ、2月と3月の2カ月間で14節を消化する過密日程が予定されている。
文=本多辰成