浦和レッズがタイ代表MFティティパン・プアンチャンの獲得に興味を示しているという噂がタイのメディアで一斉に報じられている。
ティティパンは2019年にタイリーグのBGパトゥム・ユナイテッドからのレンタルで大分トリニータに加入。2020年シーズンはBGパトゥム・ユナイテッドに復帰し、チームのリーグ初制覇に貢献した。BGパトゥム・ユナイテッドとの契約を2022年5月まで残している状況だが、浦和が獲得に乗り出していることが複数のタイメディアで報じられ、Jリーグ復帰の可能性が浮上している。
ティティパンはこの噂について24日に『サイアムスポーツ』の取材に応え、「現時点では何も聞いていない。今はBGパトゥム・ユナイテッドの一員としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦う準備に集中している」と、移籍交渉が具体的に進んでいる状況ではないことを強調した。
Jリーグ再挑戦についての問いに対しては、「難しい質問だが、クラブにとっても初のACLなので今はチームのために戦うことを優先したい。チャンスがあればJリーグにも再挑戦したいが、まだチームとの契約が残っている」と答えている。
2020―21シーズンのティティパンは、ここまでリーグ戦29試合中22試合に出場。新型コロナウイルスの影響で過密日程となったこともあり欠場した試合もあったが、コンディションのよさを示して西野朗監督が率いるタイ代表にも本格復帰した。タイが誇るダイナモのJリーグ再挑戦はあるのか、今後の動向が注目される。