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2021シーズンの韓国Kリーグは現時点で1部が第8節、2部が第5節までを終えた。1部ではリーグ4連覇中の全北現代モータースが、2部では昇格経験のないソウルイーランドFCがそれぞれ首位を走っている。
そんな中、今季Kリーグの選手登録が3月31日をもって締め切られた。韓国プロサッカー連盟が翌4月1日に発表したところによると、今季は計762人(1部419人、2部343人)の選手が登録され、そのうち国内選手が691人、外国人選手が71人だという。
今冬の移籍市場ではオ・ジェソク(名古屋グランパス→仁川ユナイテッド)やパク・ジョンス(柏レイソル→城南FC)、ジョン・チュングン(FC町田ゼルビア→水原FC)ら韓国人Jリーガーのほか、田村亮介(福島ユナイテッドFC→FC安養)や磐瀬剛(ザスパクサツ群馬→安山グリナース)ら日本人選手もKリーグに参戦。締切日の前日にはドイツ2部のダルムシュタットで戦力外状態だったバルセロナ下部組織出身ペク・スンホの全北現代加入も発表された。
1部(全12クラブ)の平均所属人数は34.9人。最多はKリーグで唯一Bチーム(出場11人中7人を23歳以下で構成)を4部に送り出している江原FCで41人、最少は昨季AFCチャンピオンズリーグ王者の蔚山現代で29人だった。
2部(全10クラブ)は平均34.3人で、最多は韓国国軍体育部隊傘下の金泉尚武で42人。最少は元ベガルタ仙台MF道渕諒平が所属する忠南牙山FCで28人だった。
Kリーグは招集メンバー18人に22歳以下の選手を1人以上含め、実際に出場させなければならない「U-22選手義務出場規定」という独自ルールを設けているが、今季のU-22選手の登録人数は1部123人、2部78人で計201人だった。最多保有クラブは浦項スティーラース、江原FC、大邱FCで17人。浦項は所属選手40人中21人が自チームのユース出身でもある。
夏の移籍市場では6月23日から7月20日までが追加登録期間となる。昨季の同期間にはJリーグからナ・サンホやク・ソンユンらが移籍してきたほか、マジョルカを退団して無所属だったキ・ソンヨンが11年ぶりのKリーグ復帰を果たしていた。
今季はACL集中開催やワールドカップ予選の影響で、特に1部クラブが過密日程を強いられているだけに、昨季以上の選手移動が見られるかもしれない。
文=ピッチコミュニケーションズ