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タイリーグが新シーズン開幕の“再延期”を発表…代表活動への影響も

2021.07.26

[写真]=Getty Images

 国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、タイリーグは2021ー22シーズンの開幕を再延期することを発表した。

 当初は7月31日にタイリーグ1部が開幕する予定となっていたが、新型コロナウイルスの感染が急拡大したため、今月に入って開幕日を8月13日に延期することが決まっていた。その時点では余程のことがない限り日程の再変更はしない方針だったが、タイ国内の感染状況はさらに悪化。一日の感染者数が1万人を超えるレベルにまで達しているため、開幕を9月3日に再延期することが決まった。

 タイリーグの日程再変更に伴って、西野朗監督が率いるタイ代表の活動にも影響が出そうだ。現地メディアの報道によれば、今シーズンは国際マッチデーにも国内リーグを開催することになるため代表活動はなし。タイは12月に東南アジア選手権(AFFスズキカップ)を控えているが、同大会も直前に1週間ほどの合宿を行って臨むことになるという。現在、西野監督の去就が注目されているが、仮に続投となったとしてもAFFスズキカップに向けて十分な準備をすることは困難な状況となった。

 現在、東南アジアでは全域で新型コロナウイルスの感染者が急増しており、年末のAFFスズキカップもレギュレーションの変更が検討されている。東南アジアのサッカー界は、まだまだ新型コロナウイルスによる混乱が続きそうだ。

文=本多辰成

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