広島、清水でもプレーしたティーラシンが2得点 [写真]=Getty Images
東南アジア王者を決めるAFFスズキカップのグループリーグが行われ、チャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)とティーラトン(横浜F・マリノス)のJリーグ組が合流したタイがミャンマーに4対0で快勝した。
今月5日に開幕したAFFスズキカップは、5カ国ずつ2つのグループに分かれてグループリーグがスタート。グループAのタイは5日に東ティモールとの開幕戦に2対0と勝利したものの、格下相手の苦戦に課題の多い初戦となった。東ティモール戦はJ1リーグ最終節の翌日であったため札幌のMFチャナティップ、横浜FMのDFティーラトンは出場できなかったが、11日に行われたミャンマーとの第2戦では両選手ともスタメンに名を連ねた。
タイ対ミャンマーの一戦は序盤からタイのペースで進み、23分にチャナティップが起点となってFWティーラシンのゴールでタイが先制。1対0で前半を折り返すと後半もタイの攻勢が続き、53分にティーラシンがPKで2点目、78分にはMFウォラチットの代表初ゴールで3点目、アディショナルタイムにはブリーラム・ユナイテッドのMFスパチョークが決めて4対0と快勝を収めた。
タイはチャナティップとティーラトンが改めて存在感の大きさを示し、ベテランのティーラシンも2得点の活躍。さらに、早くから「神童」と期待されてきた24歳のウォラチットも途中出場で1ゴール1アシストと輝きを放つなど、タレントが力を発揮して開幕2連勝。2大会ぶり最多6度目となる東南アジア王者へ向けて、タイが順当にグループ首位に立った。
文=本多辰成