[写真]=Getty Images
タイリーグ1の第17節が行われ、石井正忠監督が就任したブリーラム・ユナイテッドがアウェイでチェンマイ・ユナイテッドと対戦した。
21ー22シーズンのタイリーグは、年末から年始にかけて開催されたAFFスズキカップによる中断を経て1月8日に再開。しかし、ブリーラム・ユナイテッドはリーグ戦再開後の初戦が新型コロナウイルスの影響で延期となったため、チェンマイ・ユナイテッド戦が石井監督体制でのリーグ戦初陣となった。
ブリーラム・ユナイテッドは試合消化数が1試合少ないものの、第16節まで10勝2分け3敗の勝ち点35で首位に立つ。3シーズンぶりのリーグ制覇へ向けて、中断期間中には横浜F・マリノスからDFティーラトンを獲得。ティーラトンにとってもチェンライ・ユナイテッド戦がタイリーグ復帰戦となった。
試合は前半をスコアレスで終えたが、後半に入るとブリーラム・ユナイテッドのゴールラッシュとなる。53分に元ヴィッセル神戸のFWアユブ・マシカのタイリーグ初ゴールで先制すると、55分、60分とタイ代表FWスパチャイ・ジャイデッドの連続得点で3ー0。68分にはティーラトンのクロスから最後はタイ代表FWスパナット・ムアンターが4点目を決めて4ー1で勝利した。
ブリーラム・ユナイテッドでのリーグ戦初陣を快勝で飾った石井監督は、タイのメディアに対して「前半は硬さがあったが、得点してからはみんなリラックスして準備してきた通りのいいプレーができた。勝利でスタートすることができてうれしく思っている」とコメントしている。
次節はブリーラム・ユナイテッドと同試合数で勝ち点差2の2位につけるバンコク・ユナイテッドとホームでの大一番を迎える。3シーズンぶりの優勝と来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得を託された石井監督にとっても重要な一戦となる。
文=本多辰成