ブリーラム・Uを国内3冠に導いた石井監督 ※写真は今年1月のもの [写真]=Getty Images
タイサッカー協会は24日、21ー22シーズンのタイリーグ個人タイトルを発表し、ブリーラム・ユナイテッドを国内3冠に導いた石井正忠監督が最優秀監督に選出された。
20ー21シーズンからタイリーグで指揮を執ってきた石井監督は、21ー22シーズンの途中に同リーグのサムットプラカーン・シティFC監督を退任してブリーラム・Uの指揮官に就任。同じくシーズン途中から手倉森誠監督が指揮を執っていたBGパトゥム・ユナイテッドとの優勝争いを制して、ブリーラム・Uを3シーズンぶり7度目のリーグ優勝に導いた。
さらに、ブリーラム・UはタイFAカップ、タイリーグカップと2つのカップ戦も制して国内3冠を達成。石井監督は日本人監督として初のタイリーグ制覇を成し遂げるとともに、タイトルから2シーズン遠ざかっていたクラブに3つのタイトルをもたらした。
石井監督はタイリーグ1年目のシーズンもサムットプラカーン・シティFCの指揮官として現地で高い評価を得ていたが、タイでの2シーズン目もシーズン途中からの指揮とはいえ国内3冠という文句なしの結果を残して年間最優秀監督に選ばれた。
また、年間最優秀選手賞はJリーグでも活躍したタイ代表DFティーラトン・ブンマータンが受賞。ティーラトンは昨年12月に横浜F・マリノスからブリーラム・Uに移籍すると、石井監督のもとで中盤も含めた複数のポジションでプレーし、3冠達成に大きく貢献していた。
文=本多辰成
By サッカーキング編集部
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