インドネシアサッカー界で悲劇が起きた [写真]=Getty Images
1日、インドネシアリーグのアレマFC対ペルセバヤ・スラバヤの一戦で、サポーターら127名が死亡する事件が起きた。
1日にインドネシアのカンジュルハン・スタジアムで、インドネシア1部リーグ第11節のアレマFC対ペルセバヤ・スラバヤが行われた。『イースト・ジャワ・ダービー』と称されるライバル同士の対戦は、アウェイのペルセバヤが2点をリードした後、ホームのアレマが同点に追いつく。だが後半、ペルセバヤが日本人MF山本奨の得点で勝ち越すと、試合はそのまま3-2でアウェイのペルセバヤが勝利した。
すると、ライバルへの敗戦に激怒したホームのアレマのサポーターのうち、数千人と見られる人数がフェンスを乗り越えてピッチに乱入。これに対して機動隊が出動すると、ピッチに乱入したファンだけでなく、多くのサポーターが残っているスタジアムのスタンドに向けても催涙弾を放ち、スタジアム内はパニックに。逃げ場を失ったファンの中で、狭い出口に殺到したことで押し潰された人や、催涙弾による窒息死などで命を落とす人がいたようだ。
東ジャワ警察の発表によると、今回の事件で現在のところ、警察関係者2名を含む127名が死亡。また、現在180名前後が病院で手当を受けているようだ。また、今回の悲劇の原因として、3万人を収容人数とする会場に4万2000人以上の観客が詰めかけており、逃げようとしたサポーターに十分な出口が確保されていなかったことなどが指摘されている。
By サッカーキング編集部
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